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1980年6月の原敕晁(ただあき)さん(当時43歳)拉致事件で、辛光洙(シン・グァンス)容疑者(76)(国外移送目的拐取容疑などで逮捕状)の支援役だった元服役囚の金吉旭(キム・キルウク)容疑者(78)(同)が、原さんを拉致する約1年8か月前から、北朝鮮工作機関の指示で別の日本人男性2人の身辺を調べていたことが、24日分かった。Click here to find out more! 警視庁公安部では、辛容疑者がなりすますための日本人男性を金容疑者が見つけ出せず、最終的に原さんが、拉致の標的にされたとみている。 金容疑者が韓国で受けた裁判の公判調書などによると、金容疑者は76年4月、日本に密入国した辛容疑者に誘われて協力者になり、78年4月から約1か月間、不法出国した北朝鮮で、暗号放送の受信方法などの工作員教育を受けた。 同年10月には、大阪市内の自宅で「身分盗用に適合した対象者を探せ」という暗号放送を受信。辛容疑者がなりすますことのできる日本人男性を選ぶため「板東」や「山本」という名前の2人の男性の身辺を調査した。 しかし、80年5月に大阪市内で会った辛容疑者には「対象者を探せなかった」と拉致対象者の選定に失敗したことを告白し、辛容疑者からは「今からでも遅くない。私の身分盗用のために協力してほしい」と、さらに求められていた。原さんが拉致されたのはこの1か月後だった。(2006年4月25日3時4分 読売新聞)