米、強烈なメッセージ 圧力方針に変化なし | trycomp2のブログ

米、強烈なメッセージ 圧力方針に変化なし

米国がニューヨークでの米朝協議で北朝鮮が示した妥協案を全面拒否したことは、マネーロンダリング(資金洗浄)や米ドル札偽造などの不法行為を「被害者」として言い逃れることは決して許さないという北朝鮮への強烈なメッセージだ。

 北朝鮮は妥協案を軸に米国の譲歩を引き出し、6カ国協議再開の糸口を探ろうとしたとみられるが、米国は応じず、圧力をかけ続けることで北朝鮮の外堀を埋め、協議復帰へと追い込む方針に変化のないことを示した。

 「他国の通貨を偽造するな。不法取引にかかわるな。北朝鮮がそういったことに取り組めばいいだけだ」とライス米国務長官は言明した。米政府内では、イラン核問題とのバランス上からも北朝鮮への実効性を持った圧力が不可欠との意見が強まっている。

 思惑が外れた北朝鮮は戦略の練り直しを迫られるが、振り上げたこぶしの下ろし方を模索している節もうかがえる。北朝鮮としては4月下旬に予定されている中国の胡錦濤国家主席の訪米前に6カ国協議再開問題を解決したい思惑があるようだ。

 北朝鮮最大の友好国で6カ国協議の議長国でもある中国のトップがブッシュ大統領との首脳会談で「6カ国協議早期再開」で一致するような事態は、北朝鮮にとっては避けたい選択肢だ。

 米国はこうした北朝鮮の足元を見透かしたように「圧力」を加え続けるとみられるが、一方で外交筋によると北朝鮮に「追加的(制裁)措置」は準備していないと伝え、軟化を促す手法もとっているという。北朝鮮がどう応じるかが今後の焦点となる。(共同)
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