失踪26年、解決へ決意 「安達さんを思う会」白山市で集会

特定失踪(しっそう)者安達俊之さん=当時(18)、旧鶴来町=の支援団体「特定失 踪者安達俊之さんを思う会」は二十日、俊之さんが最後に目撃されたとみられる白山市白 山町交差点付近で「失踪二十六年目の日」集会を開き、俊之さんの母道子さん(73)ら は、あらためて真相究明へ全力を尽くすことを誓い合った。
俊之さんは、一九八一年六月二十日に失踪し、特定失踪者問題調査会が「拉致の疑いを 否定できない」としている。昨年六月、地元有志が「思う会」を発足し、目撃情報の収集 や関係機関への働き掛けなどに努めてきた。
集会では、「思う会」の河原秀昭代表が「安否確認を含め、政府や関係機関に強く支援 を求めていきたい」とあいさつ、道子さんが「一年の間にいろいろ進展があった。支えて くれた多くの人のおかげです」と感謝の言葉を述べた。この後、地元老人クラブ「一寿会 」の高橋了会長が決意文を読み上げた。
失踪から二十六年になる二十日を前に、亡き父尚道さん=享年(69)=が俊之さんに 宛てた手紙が自宅で見つかった。
道子さんによると、先月、仏壇を整理していた際、「安達俊之殿」と記された封筒を見 つけたという。道子さんは「中はまだ読んでいない。息子に手渡して読んでもらうその日 まで、あきらめずに頑張りたい」と語った。
写真
失踪26年目の日の集会で真相究明へ決意を語る安達道子さん(中央)=20日午前10時10分、白山市白山町
北國新聞ホームページ - 石川のニュース