「拉致、勝負の年」 警察当局、実行犯手配へ詰め | trycomp2のブログ

「拉致、勝負の年」 警察当局、実行犯手配へ詰め

 警視庁など警察当局では、帰国した拉致被害者の事件について徹底捜査を進めており、実行犯の国際手配に向けた裏付け作業は詰めの段階に入っている。警察庁の漆間巌長官は年頭の会見で「今年勝負に出なければならないのは拉致」と明言しており、藤田進さんや関谷俊子さんらの疑惑解明とあわせ、拉致捜査は新たな局面を迎えている。

 地村保志さん(50)夫妻と蓮池薫さん(48)夫妻は、原敕晁(ただあき)さん=当時(43)=拉致に絡む旅券法違反容疑で国際手配された北朝鮮の工作員、辛光洙容疑者(76)と、別の旅券法違反事件で一時国際手配されていた「朴」工作員を、それぞれ自分たちを拉致した実行犯の一人と証言。警察庁は今月六日、警視庁と福井、新潟両県警に共同で捜査にあたるよう指示した。

 辛容疑者は、横田めぐみさん=同(13)=を「自分が拉致した」と話していたことが曽我ひとみさん(46)の証言で明らかになっており、既に拉致認定されている被害者たちの事件に広範に関与した疑いが強まっている。漆間長官は「北にインパクトを与えられる情報も入っている」として、日朝協議をにらんだ拉致捜査の進展を会見でも示唆しており、辛容疑者ら二人の海外移送目的略取容疑での逮捕状請求は、早ければ来月中にも行われるものとみられる。
Sankei Web 産経朝刊 「拉致、勝負の年」 警察当局、実行犯手配へ詰め(01/23 05:00)