金前大統領が訪朝時に持っていく盧大統領の贈り物は? | trycomp2のブログ

金前大統領が訪朝時に持っていく盧大統領の贈り物は?

6月に予定された金大中(キム・デジュン)前大統領の平壌(ピョンヤン)訪問に関連、どんな贈り物が送られるのかが注目されている。政府は落ち着いて訪朝を見守るようにと強調したが、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が9日、モンゴルで訪朝関連の発言をした後、雰囲気が一転している。金前大統領と北朝鮮・金正日(キム・ジョンイル)国防委員長の再会に「相当期待している」という盧大統領のコメントは、首脳会談が進んでいるのでは、との観測にまでつながっている。

◇盧大統領、勝負するつもりか=盧大統領のコメントは、譲歩・支援というカードを同時に出した、との点から注目される。韓米合同軍事演習について「実際(北朝鮮としては)不安がりうる様々な事情がある」と述べるなど立場の変化が見られる。北朝鮮は先月末、平壌閣僚級会談の際、演習の中断を求めた。だが政府は、北朝鮮に「防御的演習」との点を説明し、北朝鮮側は共同文書に要求事項を盛り込ませることができなかった。

わずか半月後に盧大統領が北朝鮮の主張一部について、理解を示す変化があったのだ。そのため、韓米軍事演習だけでなく▽国家保安法の廃止▽訪朝時に見学地を制限しないこと--など北朝鮮の要求事項が、前向きに検討されているのでは、との見方も出ている。金前大統領の訪朝を成功裏に行い2回目の首脳会談を実現させようとしている、との見方もある。

◇第2のベルリン宣言になるか=北朝鮮に制度的かつ物質的な支援を条件なしに行う、という盧大統領の言及も波紋を広げている。北朝鮮が、拉北者(北朝鮮へら致された人)・韓国軍捕虜問題について前向きに検討する姿勢を示せば「果敢な支援」を行う、という政府の構想の枠組みが崩れうるからだ。盧大統領のコメントから▽北朝鮮が不安がる体制維持▽韓国への不信感--などの解消に、物質的支援が効果的なものになりうる、との認識がうかがえる。

盧大統領のコメントが、2000年の南北(韓国・北朝鮮)首脳会談直前に金前大統領が発表したベルリンでの宣言を連想させる、との見解もある。同年3月、金前大統領はベルリンで、北朝鮮に対する民間レベルの経済協力を政府レベルに拡大、道路・港湾などインフラを提供したい、との立場を表明し、翌月、南北首脳会談の開催に合意した。だが、李鍾ソク(イ・ジョンソク)統一部長官は「『北朝鮮への重大な提案』(200万キロワットの送電)のほかに大規模な支援を考えたことはない」と述べた。

◇非公開の実務接触をめぐる議論=金前大統領の訪朝問題を協議するため16日に開かれる金剛山(クムガンサン)での実務接触は非公開で行われる。丁世鉉(チョン・セヒョン)前統一部長官と北朝鮮・アジア太平洋平和委員会の李鐘革(イ・ジョンヒョク)副委員長など閣僚級が接触するものの、南北当局が非公開に合意したからだ。だが、金前大統領の訪朝が全国民の関心事であることから、透明な推進が必要とされる。

2000年の首脳会談のため板門店(パンムンジョム)で開かれた次官級実務接触の当時にも、政府は非公開会議のため「秘密取引」の疑惑に苦しめられ、北朝鮮に違法な送金を行ったことが発覚し、首脳会談の意義が傷付けられたりもした。

◇鎭火に出た李鍾ソク長官=李長官は10日、盧大統領のコメントに関連したブリーフィングを自ら要請し「文字通りに理解してほしい」とし鎮火作業に出た。次は発言した内容をまとめたもの。

「大統領の発言は韓半島の和平定着と南北の共同繁栄に向けた枠組みをもう少し大きくし、積極的に状況を変化させていこうとのこと。参加政府(現政府のこと)は北核問題をめぐる6カ国協議を進め、南北の軍事的緊張を緩和させるため努めてきた。昨年9月に6カ国協議の共同文書が採択され一部進展があったが、現在6カ国協議はこう着状態から抜け出せずにいる。北東アジア構想のレベルから、互恵的な南北経済協力をさらに実質的なものに進展させる必要がある、との判断もある。大統領の発言はそうした状況を打開し必要とされる進展を得るため、政府がさらに積極的な役割を果たすべき、との意を示したもの」。

李永鐘(イ・ヨンジョン)記者


2006.05.11 14:49:32
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