県HP 特定失踪者リスト 自治体初の広報協力 | trycomp2のブログ

県HP 特定失踪者リスト 自治体初の広報協力

 北朝鮮に拉致された可能性のある人に関する情報の提供を求めて、県はホームページ上(HP)で「特定失踪者」のリストの掲載を始めている。支援団体である特定失踪(しっそう)者問題調査会の協力要請を受けたもので、自治体による特定失踪者問題についての広報協力は、全国で初めて。県は、実態解明に向けて市民に幅広い情報提供を呼びかけている。

 HPに掲載されているのは、県内出身者や県内で失踪した特定失踪者12人のうち、家族が情報の公開を了承した8人分のリスト。氏名、年齢や当時の職業のほか、失跡現場、失跡時の状況など詳細な情報が掲載されており、調査会への情報提供を求めている。

 昭和57年に失跡し、北朝鮮に拉致された疑いが強いとされる浜松市出身の河嶋功一さん=失跡当時(23)=の家族や調査会らが中心となり、2年間にわたって県に広報の協力を働きかけた。 今年2月、家族の面会を受けた石川嘉延知事が、「県としてできる限り協力する」と約束を取り付け、広報の協力が実現した。

 掲載されているのは、河嶋さんのほか、昭和56年に東京都日野市の自宅を出たまま行方不明になった上田俊二さん=同(49)▽昭和44年に沼津市の大瀬崎海岸に海水浴で訪れ、夜トイレに出たまま行方不明になった大屋敷正行さん=同(16)▽昭和38年に石川県七尾市で乾物店の配達に出たまま行方が分からない坂下喜美夫さん=同(30)。

 昭和57年、袋井市で車で帰宅途中に行方不明になった鈴木清江さん=同(23)▽昭和38年、川崎市に下宿中、免許証などを部屋に残したまま行方不明になった高橋太一さん=同(21)▽平成15年、兵庫県尼崎地で、部屋の荷物を残したまま行方が分からなくなった高見到さん=同(43)▽平成3年、沼津市の自宅で男性の電話に呼び出されたまま行方分からなくなった橘邦彦さん=同(19)-の計8人。

 調査会の真鍋貞樹専務理事は「(失跡者の)兄弟も高齢化してきており、両親も病気がちになってきた。家族が元気なうちに何とか情報がほしい」と切実に訴えている。

 特定失踪者のリストは県国際室HPの「拉致の可能性のある方々の情報提供のお願い」という項目をクリックすると閲覧できるが、しばらくの間は県のトップページからも閲覧可能。
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