2児拉致 主犯格の女性幹部の逮捕状請求へ
74年に埼玉県に住む2人の子供が北朝鮮に拉致されたとされる事件で、警視庁公安部は25日朝から、2人を北朝鮮に連れ出した女の自宅や朝鮮総連の関連団体などの家宅捜索を行っている。また、工作員グループのリーダー格だった女性幹部が、2人の拉致を指示した疑いが強まったとして、今後、逮捕状を請求し、国際手配する方針。
家宅捜索が行われているのは、2人を北朝鮮に連れ出したとみられる女の住む東京・荒川区のマンションや、東京・文京区にある「在日本朝鮮留学生同盟中央本部」など4か所。現場では、小競り合いが起き、公務執行妨害で逮捕者も1人出ている。
警視庁などの調べによると、北朝鮮の工作員グループが、埼玉に住んでいた渡辺秀子さんの長女・敬美ちゃん(当時6)と長男・剛ちゃん(当時3)を都内のマンションなど数か所に監禁した後、74年6月中旬ごろ、工作船で北朝鮮に拉致した疑いが持たれている。警視庁公安部は、当時、工作員グループのリーダー格で、現在、北朝鮮にいる木下陽子幹部が2人の拉致を指示した疑いが強まったとして、関係先の家宅捜索に踏み切った。また、2人を北朝鮮に連れ出したとみられる女については、任意で事情を聴く方針。
今後、容疑が固まり次第、国外移送目的略取などの疑いで木下幹部の逮捕状を請求し、国際刑事警察機構を通じて国際手配する方針。また、朝鮮総連幹部のホ・ジョンマン責任副議長らにあてて協力要請の文書を送ったということで、留学生同盟の実態などを解明をしたいとしている。
日テレNEWS24