拉致被害者家族会 結成10年
北朝鮮による拉致被害者の家族会が結成されて、25日で10年がたちました。先週からタイを訪問し拉致問題の解決を訴えてきた家族会副代表で田口八重子さんの兄の飯塚繁雄さんが帰国し、家族が高齢化する中、一刻も早い救出を訴えました。
拉致被害者の家族が家族会を結成し、政府への訴えや街頭署名などの活動を始めてから、25日で10年になります。先週からタイを訪問し、現地の拉致された可能性がある被害者の家族といっしょに問題解決を訴えてきた家族会副代表で田口八重子さんの兄の飯塚繁雄さんが帰国し、成田空港で記者会見を行いました。この中で飯塚さんは「10年の間に残された家族は高齢化している。被害者が帰国できたときに元気な状態で抱き合いたいと思っているが、確たる進展がないことに疲れを感じている。もう後戻りはできず、被害者を取り戻す日まで闘っていきたい」と訴えました。飯塚さんは、八重子さんの長男の耕一郎さんのことについても触れ、「彼の中には幼いころに拉致された母親の記憶はなく、いまだに自分の母親のことをお母さんと呼べないでいる。それがほんとうにかわいそうで、一刻も早く再会させてやりたい」と話しました。また、今回のタイでの訴えについては、「直接、タイの市民に問題解決への協力を訴えることができ、大きな成果を感じている」と述べました。拉致被害者の家族は来月アメリカを訪れ、北朝鮮に厳しい姿勢で向き合うよう訴えるなど、国際社会の協力を求めていくことにしています。
NHKニュース