米の夫婦制作「めぐみ物語」 映画祭で上映へ/広がる支援 | trycomp2のブログ

米の夫婦制作「めぐみ物語」 映画祭で上映へ/広がる支援

 【ワシントン=樫山幸夫】北朝鮮に拉致された横田めぐみさんを主人公とするドキュメンタリー映画の制作が米国の夫婦プロデューサーの手で進められてきたが、これまでにほぼ完成、来月、ユタ州で開かれる映画祭に出品されることが二十四日までに決まった。めぐみさん支援の輪は米国でも広がりつつある。

 「拉致-横田めぐみ物語」を制作したのは、CBSテレビなどで報道番組の制作に携わってきたクリス・シェリダン氏と、妻でやはりABCテレビの元報道プロデューサーのパティ・キムさん。

 一月十九日からユタ州パークシティで開かれるスラムダンス・フィルム・フェスティバルのドキュメンタリー部門に応募した五百点のなかから他の八作品とともに出展が認められた。

 二人はこれまで、めぐみさんの両親、横田滋、早紀江さん夫妻に十五回以上も長時間インタビューしたほか、やはり北朝鮮に拉致された有本恵子さんの家族、安倍晋三官房長官、一連の日本人拉致問題を三十年近く前に初めて報じた産経新聞の阿部雅美前編集局長、拉致被害者家族会の増元照明事務局長ら多くの関係者にインタビュー。百時間を超す映像を八十五分のドキュメンタリーに編集した。

 めぐみさんの映画を制作しようと決心したのは、二〇〇二年九月、小泉純一郎首相が平壌を訪問し、金正日総書記と日本人拉致問題について話し合ったニュースがきっかけだった。当時二人は別の会社のプロデューサーだったが、昨年春に自らのプロダクションを設立、制作を開始した。

 めぐみ物語は、一月二十二日と二十四日に上映され、増元事務局長も出席する予定。出品が決まったことについて、二人は「なぜ十三歳の少女が拉致されなければならなかったのか。多くの米国人に見てもらい、拉致事件の実態を知ってもらいたい」と語っている。

 スラムダンス・フィルム・フェスティバルは、ドキュメンタリーのほかフィクション、短編映画などの部門に毎年五千点以上の応募があり、米国で最も権威がある映画祭。
産経Web | SPECIAL 北朝鮮問題