ぜいたく品禁輸困った! 北朝鮮外交官ら 総書記の贈り物 中国で調達躍起
【北京8日原田正隆】核実験強行に対する国連制裁によって「ぜいたく品」の調達に窮している北朝鮮当局が、今月16日の金正日総書記の65回目の誕生日を盛大に祝うため、香港、マカオ、マカオに近い中国・珠海で、ぜいたく品探しに躍起になっている。
現地からの報道によると、金総書記は自身の誕生日など民族祝賀日に合わせ、指導層幹部には洋酒、時計、洋服、家電製品などのぜいたく品を、模範的な住民にも米や小麦粉、肉類、サラダ油、キャンデー、衣類など生活必需品を贈ってきた。「体制安定を図るための統治戦術」(韓国の通信社・聯合ニュース)とみられる。
特にぜいたく品については、これまで金総書記の「統治資金」を使って欧州などからも調達してきたが、禁輸措置や外貨取引に対する制裁措置によって「合法的な交易も困難な状況に陥っている」(同)という。
このため香港、マカオ、珠海のショッピング街などでは、北朝鮮の外交官のみならず、貿易会社スタッフや貨物船の船員らが商品を買い求める光景が見受けられる。
現地発の聯合ニュースによると、最近マカオに滞在していることが発覚した金総書記の長男の正男(ジョンナム)氏(35)も、総書記のための商品購入が目的である可能性があるという。
=2007/02/08付 西日本新聞夕刊=
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