2児拉致事件 捜査本部を設置
北海道出身の渡辺秀子さんの子ども2人が、北朝鮮に拉致された疑いがある事件で、警視庁などは12日、捜査本部を設置し、本格的な捜査に乗り出しました。拉致を指示したとされる工作員の女の国際手配に向け捜査するとともに、女が役員を務めていた貿易会社を拠点にした工作活動の実態解明も進める方針です。
この事件は、昭和48年に行方がわからなくなった北海道出身の渡辺秀子さん(当時32歳)の長女の敬美さん(当時6歳)と長男の剛さん(当時3歳)の2人が、北朝鮮に拉致された疑いがあるもので、警視庁と兵庫県警察本部は12日、捜査本部を設置しました。渡辺さん親子は、当時、夫が勤務し、北朝鮮の工作活動の拠点だったとされる東京・品川区の貿易会社「ユニバース・トレイディング」の社員が住むマンションに監禁されたあと、渡辺さんは殺害、2人の子どもは昭和49年の6月ごろ、福井県小浜市の海岸から工作船に乗せられて拉致されたとみられています。2人の拉致は、貿易会社の役員だった工作員のリーダー格の女の指示で、車の運転手役や子どもの世話役など、少なくとも男女2人の工作員がかかわって実行された疑いがあるということです。拉致を指示したとされる女は、現在は北朝鮮にいるということで、警視庁などは、拉致容疑での国際手配に向け捜査するとともに、貿易会社を拠点にした工作活動の実態解明も進める方針です。
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NHKニュース