北朝鮮の高濃縮ウラン計画問題「今回は解決せず」…ヒル氏
【瀋陽=末続哲也、黒見周平】北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議の朝鮮半島非核化作業部会は17日午前、中国遼寧省瀋陽で2日目の協議を始めた。
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核計画の完全申告と核施設の無能力化について、北朝鮮が16日行った提案などをもとに、2国間会合で各国の意見を調整したうえで、専門家を交えた議論が行われる。
北朝鮮次席代表の李根(リ・グン)外務省米州局長は16日、非核化についての提案を行い、高濃縮ウランによる核開発疑惑に関しても「解消する用意がある」と表明した。しかし、米首席代表のクリストファー・ヒル国務次官補は17日朝、記者団に、「(北朝鮮は)ウラン濃縮を認めたわけではない」と述べ、今回の作業部会でウラン問題の解決はできないとの厳しい見方を示した。
次官補はさらに、すべての核計画の申告完了を待たずに、申告と同時進行の形で現在停止中の寧辺の核施設の無能力化に取りかかるべきだとの考えを表明した。
また、須田明夫・日本政府代表は、北朝鮮の非核化提案には、「まだ非常に不明確で疑問点がある」と指摘し、いっそうの専門家協議の必要性を強調した。
このため、17日の作業部会では、非核化に関する具体的な交渉課題を参加国間で確認することに重点が置かれ、問題解決のための交渉は来月上旬に予定される6か国協議で行われることになりそうだ。
作業部会は17日午後に全体会合を開き、同日中に閉幕する見通し。各国代表団は午後には世界遺産の「瀋陽故宮」を見学する予定。
(2007年8月17日14時43分 読売新聞)
北朝鮮の高濃縮ウラン計画問題「今回は解決せず」…ヒル氏 : 国際 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)