北朝鮮:平壌市内は平穏…テポドン関連報道なし | trycomp2のブログ
【平壌・工藤哲】北朝鮮が長距離弾道ミサイル「テポドン2号」の発射準備を進めているとみられる中、平壌市内では19日朝も街の様子に変化はなく、特に緊張した雰囲気はなかった。17日に平壌入りしたが、これまでミサイル関連のニュースが報じられた様子はなく、市民の話題にも上っていない。
今回の訪朝は、市民団体代表らが7~8月、戦時中の強制連行被害者の話を聞く集会を東京や大阪など約30カ所で企画しているのに先立ち、北朝鮮側が来日を希望する北朝鮮の遺族取材をするため招いた。毎日新聞含め、日本のメディア4社が17日に平壌入りした。
平壌空港から市内のホテルに向かうバスからは、田んぼや畑で農作業をする多くの人たちの姿が見られた。案内役を務める男性に尋ねると、「農繁期を迎えており、たくさんの人たちが手伝っています」との答えだった。18日は、午前中に市中心部の主体思想塔の見学があった。ミサイル発射の準備中との日本での報道について案内役の「朝鮮対外文化連絡協会」所属の男性は「準備しているという話は聞いたことがない」と語った。日本語ガイドの40代の女性も「そうした話は知らない」とけげんそうな表情だ。
一行は続いて、父親が強制連行され、遺骨の返還を求めて来日を希望している市内の元陸海運省の研究員の金元鏡(キムウォンギョン)さん(63)宅を訪ねた。金さんは「私たちは自衛のために国防力を強化しているのであり、他国を侵略するためではない。自分や尊厳を守るためです」と語った。
19日は、金正日(キムジョンイル)総書記が朝鮮労働党中央委員会で活動を始めたとされる日で、「6・19慶祝」と書かれた赤い看板が市内のいたる所に掲げられている。また、赤や緑色のトロリーバスが行きかい、カーキ色の服を着た人の集団も見られる。
毎日新聞 2006年6月19日 11時47分 (最終更新時間 6月19日 12時04分)
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