北朝鮮支援、拉致進展が条件・首相表明
安倍晋三首相は5日、北朝鮮が核放棄へのステップを踏み出す「見返り」に重油提供などのエネルギー支援を実施することについて「拉致の問題に対して北朝鮮が誠意ある対応をとらなければ、日本が何かを出していくことは基本的にはないとはっきりと申し上げておきたい」と述べ、拉致問題の進展がなければ原則として支援に応じない考えを表明した。首相官邸で記者団の質問に答えた。
谷内正太郎外務次官も5日の記者会見で「拉致問題が長らく進展のない状況で、核放棄で初期段階の措置が示されたからといって、直ちに我々がエネルギー支援などに加わることは限界がある」と慎重姿勢を示した。米国の拉致問題への認識に関しては「温度差があると思ったことはない」と語り、核問題だけでなく拉致問題でも日米が連携していく考えを示した。
これに関連し6カ国協議米首席代表を務めるヒル国務次官補は5日、8日から北京で協議が再開されるのに先立ち来日した。7日まで滞在し、日本首席代表の外務省の佐々江賢一郎アジア大洋州局長らと協議を重ねる。 (21:32)
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