中国経由、陸路入国か タイ・脱北者当局拘束175人に | trycomp2のブログ
【バンコク23日永田健】タイ警察の入国管理局は23日朝から、前日にバンコク市内で拘束した北朝鮮国籍とみられる175人の本格的な取り調べを始めた。北朝鮮の体制を嫌って他国へ脱出する「脱北者」とみられる。入管の調べに対し、韓国や米国など第三国への出国を希望しているという。
入管当局などによると、拘束されたのは男性39人、女性136人。このうち多くは、すでに国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)バンコク事務所と接触しており、16人は難民認定を得て22日夜に韓国へ出国する予定だったとの情報もある。
入管当局者は「人道的見地から対応する」としている。当面は密入国ルートや協力者について調べるが、最終的には、韓国などへの出国を軸に調整するとみられる。
タイへの入国経路は不明だが、北朝鮮から中国に脱出し、さらに陸路でベトナムやラオス、ミャンマーを経由してタイに入った可能性が高い。全員が一度に入国したのではなく、数グループに分かれて入国。バンコク市内の大邸宅に集まって集団生活をしていたとみられ、大規模な支援組織が関与しているとの見方が強い。この邸宅の周辺住民が「不審な外国人が集まっている」と警察に通報したことから、発覚した。
タイでは、北朝鮮からの脱北者が不法入国して、第三国への出国を目指すケースがしばしば起きているが、今回ほど多くの人数が一度に拘束されたのは極めて異例。
2003年7月には、脱北者10人がバンコクの日本大使館に駆け込み、保護と出国支援を求めた。この時は、ほぼ1カ月後に韓国に移住した。
=2006/08/23付 西日本新聞夕刊=
2006年08月23日14時27分
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