北、卑劣な謀略…「拉致被害者救出運動潰し」狙い | trycomp2のブログ

北、卑劣な謀略…「拉致被害者救出運動潰し」狙い

 北朝鮮の新たな謀略工作が明らかになった。朝鮮中央通信は8日、北が日本人拉致被害者、横田めぐみさん=拉致当時(13)、顔写真右=の夫の可能性が高い韓国人拉致被害者、金英男(キム・ヨンナム)さん=同(16)、同左=の所在を確認し、母の崔桂月(チェ・ゲウォル)さん(78)との再会を実現させると報じたのだ。日韓分断を狙った、巧妙な「拉致被害者救出運動つぶし」とみられる。

 同通信によると、再会は南北共同宣言6周年を記念して今月19日から北の景勝地・金剛山で行われる離散家族再会事業で実現する見通し。北の権浩雄内閣責任参事が7日、韓国統一部に通知してきたという。

 北が公式に英男さんの存在を認めたのは初めて。韓国政府も認める方向で、英男さんと崔さんは28年ぶりに再会する見通しだ。

 崔さんは8日、ソウル市内で記者会見し、「どれほど苦労したのかと抱き締めて、なでてあげたい」と喜びを語り、英男さんの姉、金英子さんも「めぐみさんの両親も同行できればいい」と述べた。

 だが、これは北が仕組んだ巧妙な罠といえる。

 北はめぐみさんについて「死亡した」と主張しているが、ニセ遺骨を証拠に示すなど信用できず、日本政府もめぐみさんの家族も「生きているはず。日本に即帰国させよ」という姿勢。

 先月末には、崔さんが来日して、めぐみさんの両親の滋さん、早紀江さん夫妻と面会。安倍晋三官房長官とも会談したうえで、衆院拉致問題特別委員会に参考人出席し、日韓連携による拉致問題解決を訴えた。

 北としては、日韓両国が連携して国際社会に拉致問題をアピールする動きに危機感を覚え、両国の拉致被害者家族を分断し、今後の救出運動にダメージを与える戦略に方向転換したとみられる。

 これまで、めぐみさんの両親や日本の拉致被害者家族は崔さんに対し、訪朝に慎重な対応を求める立場を示してきた。

 安倍長官は8日午前の記者会見で、崔さんの訪朝について、「(被害者の)家族自身がされることで、われわれはコメントすべきではない」と述べたが、「日韓が協力して拉致問題を全面解決すべく協力していくことが大切だ」と語った。

 拉致問題に詳しい自民党の平沢勝栄衆院議員は「予想通り。初めからシナリオは組まれていたと思う。これで日韓の家族会の分断を図れる。韓国では親権は男性にあり、金さんの家族が訪朝して娘のキム・ヘギョンさんと会えば、親権は韓国側になる。日本側は呼び寄せたくても動きづらくなる」と語っている。

ZAKZAK 2006/06/08
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