覚せい剤:北朝鮮からの密輸ルート壊滅で価格高騰 警察庁 | trycomp2のブログ

覚せい剤:北朝鮮からの密輸ルート壊滅で価格高騰 警察庁

 全国の警察が昨年押収した覚せい剤は計134.6キロで前年に比べ9.2%増え、このうち錠剤型が約5万7000錠(約9.6キロ)で58年の約74万錠に次いで過去2番目に多かったことが警察庁のまとめで分かった。同庁は、北朝鮮からの覚せい剤密輸ルートが警察の捜査で壊滅状態になったため、国内で出回る覚せい剤の総量が減少、粉末覚せい剤の価格が高騰する中で、純度が低く安価な錠剤が海外から密輸入され始めたとみている。

 同庁によると、昨年末の粉末の末端価格は1グラム当たり15万~20万円で、昨年春と比べ4倍に高騰。これに対して、錠剤は1錠(0.168グラム)2000~3000円と安価。錠剤型覚せい剤は飲み込んで使用し、現在国内に出回っているのはオランダから密輸されたものだが、今後は大量に流通している東南アジアなどから入ってくる危険があるという。

 密輸では、昨年63件77人を検挙。上半期(1~6月)の密輸の検挙は8件7人にとどまっていたが、昨年夏以降、密輸事件が相次いだ。同庁は国内での価格高騰に目を付ける形で、夏以降に犯罪組織が密輸を急いだとみている。仕出し地別で多かったのは中国約40キロ▽香港約27キロ▽カナダ約24キロ▽マレーシア約10キロなど。

 また、所持や使用など覚せい剤事件の検挙人数は1万1611人で前年に比べ1735人減った。うち半数を超える6078人が暴力団構成員らだった。【遠山和彦】

毎日新聞 2007年2月1日 12時35分 (最終更新時間 2月1日 13時45分)

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