<6カ国協議>谷内外務次官「日朝作業部会の設置」に期待
外務省の谷内正太郎事務次官は29日の記者会見で、来月8日に再開見通しの6カ国協議で「作業部会が開かれる見通しに近い期待を持っている」と述べ、日朝国交正常化を含む五つのテーマ別作業部会設置に合意するとの見通しを示した。日朝協議は昨年2月の日朝包括並行協議を最後に途絶えており、実現すれば安倍政権発足後初めて。
谷内次官は「日朝協議は6カ国協議の進展が図られるプロセスの中で開かれる」と、協議再開には北朝鮮の核放棄に向けた具体的行動が必要との認識を強調した。
昨年12月の6カ国協議では、議長国の中国が、北朝鮮の核放棄をうたった共同声明(05年9月採択)実施に向け(1)朝鮮半島の非核化(2)経済・エネルギー支援(3)米朝関係正常化(4)日朝関係正常化(5)北東アジア地域の安保協力??のテーマ別の作業部会設置を提案したが、米国の金融制裁解除を求める北朝鮮が議論を拒否し、合意できなかった。
ベルリンで今月開かれた米朝協議では、金融制裁問題も含む「一定の合意」が得られたとされる。日本側は作業部会を拉致問題解決の足がかりにしたい考えだが、北朝鮮は日本の独自制裁などに強く反発しており、設置されても実際に作業部会が開かれるかは不透明だ。【大貫智子】
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