北朝鮮 履行の遅れは米に責任
北朝鮮が核施設の稼働停止などの措置を今もなお履行していないことについて、北朝鮮ナンバーツーのキム・ヨンナム最高人民会議常任委員長は「アメリカによる言行不一致が原因だ」と述べ、責任はアメリカにあるという考えを示しました。
北朝鮮は、マカオの銀行「バンコ・デルタ・アジア」にある北朝鮮関連の資金2500万ドルの扱いをめぐり、凍結の解除だけでなく、別の銀行口座に送金されなければならないとして、さきの6か国協議で合意した核施設の稼働停止などの措置に着手していません。これについて、キム・ヨンナム最高人民会議常任委員長は、10日、ピョンヤンを訪れている韓国のソン・ハッキュ前キョンギ道知事に対し、「われわれは合意どおりに動いているのに、アメリカによる言行不一致のために手続きが遅れている」と述べ、合意履行の遅れは、資金返還を約束したアメリカに責任があるという考えを示しました。ソン前知事は、北朝鮮に厳しい野党・ハンナラ党をさきに離党し、与党勢力をも巻き込みながら韓国大統領選挙への立候補を目指しており、北朝鮮としては、核問題でのみずからの立場に韓国側の理解を得ようというねらいもあったものとみられます。
NHKニュース