主犯の逮捕状26日に請求 夜間に工作船で2児拉致
1973年に所在不明となった渡辺秀子さん=当時(32)=の子ども2人の拉致事件で、実行犯の女(55)らは東京都品川区のアジトから2児を自動車で連れ出し、午後10時ごろに福井県小浜市に接岸した工作船に乗せていたことが25日、警視庁と兵庫県警の共同捜査本部の調べで分かった。
捜査本部は、拉致の経緯をほぼ解明。26日に国外移送目的略取容疑で、工作員グループのリーダー格で北朝鮮に生存しているとみられる女工作員(59)の逮捕状を取り、国際刑事警察機構(ICPO)を通じて国際手配する。
実行犯の女については25日、任意の事情聴取を求めたが、応じなかった。女は同罪の時効が成立している。
調べで は、渡辺さんの子どもの高敬美ちゃん=当時(6)=と剛ちゃん=当時(3)=は74年6月中旬、工作船に乗せられた。当時、警察当局がとらえた電波情報や関係者の供述などから、工作船が小浜市の浜辺を出たのは午後10時ごろと判明したという。
社会 北海道新聞