佐藤勝巳 救う会会長による閉会の辞
これからの新しい運動に繋げていくか?
これは、幹事会にもかけていませんが、私個人は次のように考えております。
本日をもって救出運動の質の転換を計る必要があるのではないか?(拍手)
家族の皆さんを救出運動の前面に立ててきた。そうすると、家族の訴えですから、ものすごい説得力があります。迫力があります。そして、多くの国民が『あの人達は気の毒だよね』ということで運動が進められてきた側面が非常に強かったというふうに感じております。
しかし、ご案内のように、さきほど家族会の増元事務局長から報告がありましたとおり、横田ご夫妻について言えば、その他の家族の皆さんについても、まぁあまり言葉は良くありませんが、この10年間で、ボロボロになりましたよね、体が。そうしなければ、自らの同胞が拉致された運動が発展しないという水準にいまだ、留まっているのだと思います。
そこをどういうふうに脱却していくのか?
これからが本当の正念場だというふうに思っております。(拍手)
一言だけ触れさせていただきますが、金正日政権は必死です。
この拉致の運動を潰すためにあらゆる手を尽くしてきております。
時間がありませんから具体的な事に触れる余裕はございませんけど、向こうは、この拉致の運動を潰してしまえば、国交正常化が出来る、日本から金を取ることが出来る。するする、どういうことか?家族会、救う会を分裂させることです。一貫して、その工作はずーーと続いてきました。我々はそれに対して、皆さん方、国民の目とは全く見えないところで、激しい戦いをこの10年、繰り返して参りました。
そして、今私が申し上げたとおり、運動の質的転換を図らなければならない。
それは被害者家族に依拠するのではなく我々国民の一人一人の力によって、一志(? はっきり聞き取れず)訴え、奪還をしていくという方向に持っていくことが、被害者に対する、僅かではあるけども、報いではないかというふうに私は考えています。(拍手)
そこで、今計画をされているのが、6月15日、和歌山県に於いて、救う会和歌山主催、和歌山県並びに和歌山の拉致議連の共催ということで、集会を計画いたしております。それに、全国協議会、家族会が支援団体、そして、政府の方にも今お願いしているんですが、拉致対策本部、外務省、法務省等々の関係行政機関も支援団体として参加をしていただく。そうすると、北朝鮮人権法に記されているように、国が、地方自治体が、国民が救出運動をやっていく、そのモデルケースとして今、密かに準備をいたしているところです。(拍手)
ご参加の皆さん方に置きましても、特に救う会の皆さん方に置きましても、是非とも、今のような形で、全国で集会を企画していただければ、我々東京の方は、全力を挙げて応援に入りますし、我々は一層中心になって、大国民運動を推進をしていきたい。そうすることが、拉致の奪還につながります。
安倍さんが総理大臣になって、直ぐ翌日かなにかに私達、家族会、救う会の幹部と会う機会があって、その時に私は安倍さんに今まで、救う会、家族会は、政府が前面に立って救出をしなさいと、その署名が全国で560万、『もうこれで安倍さんが対策本部長になったんだから、救う会は解散して良いですね』と言う話を安倍さんにしたんです。そうしたら、安倍さんが私の発言中、終わらないうちに、『いやいや、いやいや、そんなことをされては困る、今後ともしっかりと政府を支えて欲しい』と言う話をされておりましたけれど、これは、一人政府が前面にたてば解決をするといったそんな甘いものではないです。
向こうは、金正日政権は必死ですから、これから、いろいおいろいろ手を変え品を買え、攻撃をしてきます。
先ほど有本嘉代子さんが怒りを込めて、『一体週刊誌はなんだ』と言って特定(匿名と聞こえるが、特定の意と解釈)の名前を挙げて、怒りを表明されていましたけれども、あの背後に全く北のひもがないのかどうかと言うことであります。(拍手)
私たちは、その意味で高度な警戒心を持って、政府とは一緒に運動はやりますけれど、相対的独立性をもって、大国民運動に発展させていきたいと考えております。
話の花束: 07.4.22 佐藤勝巳救う会会長 国民大集会(24)日比谷公会堂にて