横田さん夫妻子守歌に涙 裾野で励ます会
北朝鮮による拉致被害者家族会の横田滋さん(74)、妻早紀江さん(71)、増元照明さん(51)を招いた「横田めぐみさんのご両親を励ます会」(心をつなぐ街づくりネットワーク主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が3日、裾野市民文化センターで開かれた。滋さんらは地元の子供たちの歌声に耳を傾け、歌が好きだったというめぐみさんとの思い出を語り、約1400人の来場者に拉致問題解決への支援を呼び掛けた。
地元市民団体が、被害者家族を元気づけようと企画し、地元小中学生の合唱団が童謡や唱歌を歌った。めぐみさんの子守歌だったという「ななつの子」が披露されると、横田さん夫妻は目頭を押さえながら子供たちの姿に見入った。
早紀江さんは「うれしそうに歌うめぐみの姿を思い出し、何とも言えない気持ちになった」と話し、滋さんは「親として娘を取り返すため、命ある限り努力を続ける。世論の後押しが大きな力になる」と訴えた。
また、3人はそれぞれ6カ国協議や日朝国交正常化に関する作業部会の開催など拉致問題をめぐる動きについて講演した。増元さんは「日本政府には、エネルギー支援への不参加など毅然(きぜん)とした対応を貫いてほしい。米国、韓国でも拉致問題への関心が高まっており、国際的な協力体制が整えば必ず北朝鮮も新たな動きを見せる」と、安倍政権の対北朝鮮姿勢に期待感を示した。
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