アーミテージ氏:6カ国協議合意後も北朝鮮核の脅威残る
【ワシントン和田浩明】アーミテージ前米国務副長官は12日、毎日新聞のインタビューに応じ、北朝鮮核問題を巡る6カ国協議が合意に達しても、北朝鮮の核兵器やウラン濃縮施設の脅威は依然残ると指摘し、交渉に時間がかかり過ぎたとの認識を示した。また、拉致問題にも言及し、解決に向け今後も米政府は日本政府を支援すべきだと強調した。
アーミテージ氏は、エネルギー支援の見返りに北朝鮮が核放棄の「初期段階措置」を取るとの内容で決着するのなら、北朝鮮核問題は「(ブッシュ米政権が発足した)01年1月20日の状況に戻るだけだ」と発言。昨年10月に地下核実験を実施したうえ、核兵器生産に使用可能なウラン濃縮施設の状況も不明なままであるなど北朝鮮の脅威は着実に増大していると指摘、「我々は6年間を無駄にしたことになる」と述べた。
一方で、「合意はないよりはいい」とも語り、6カ国協議を通じた北朝鮮への関与政策そのものは誤りではないとの認識を示した。
北朝鮮は核兵器の材料として、使用済み核燃料の再処理でプルトニウムを生産する一方、ウラン濃縮も行っているとされる。米情報機関などの分析では、昨年の地下核実験ではプルトニウム爆弾が使用されたと見られる。
毎日新聞 2007年2月13日 10時39分
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