「盧大統領はブッシュ政権に対する忍耐心失いつつある」 | trycomp2のブログ

「盧大統領はブッシュ政権に対する忍耐心失いつつある」

 韓国外交通商部の文正仁(ムン・ジョンイン)国際安保大使は11日、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が訪問先のモンゴルで「北朝鮮に対し制度的・物質的な支援を無条件で行う」方針を表明した背景について、「盧大統領はブッシュ政権に対する忍耐心を失いつつある」と説明した。

 文大使はこの日、「世界と北東アジアフォーラム」が主催したセミナーで「ブッシュ(米国)政権が北朝鮮に対して否定的な政策ばかり打ち出してくるため、新たな突破口を求めようとしたことだ」とし、このように説明した。文大使は「これまで北朝鮮に対し否定的・強圧的な政策が成功したためしはない。北朝鮮に外交圧力をかける時は慎重に行わなければならない」とも述べた。

 文大使は盧武鉉政権で北東アジア時代委員長を務め、盧大統領の外交・安保政策のブレーン役を担っている。

 文大使は「昨年9月19日の共同声明を実現に導いたのは米国ではなく韓国だ」とも発言した。これは6カ国協議がこう着状態に陥っている中で、韓国が積極的に突破口を求めていく必要があるとの趣旨とみられている。ただ文大使は「盧大統領がブッシュ政権の対北朝鮮政策を変えるために、イラクに派遣している韓国軍の撤退を交渉カードに使うことはないだろう。北朝鮮が今度の機会を逃さずに、6カ国協議に復帰しなければならない」と述べた。

 文大使は、最近米国が脱北者6人を受け入れたことについて、「米国はこれまで脱北者を受け入れてこなかったが、ここへ来て数名受け入れたに過ぎない。米国が北朝鮮の旅券を所持している人を受け入れるのは自由だが、韓国の旅券を所持している人を受け入れるのは困る」と語った。

 文大使は「米国の脱北者受け入れ政策に関して、人権状況改善と経済援助を交換条件とする『ヘルシンキ・プロセス』に言及されているが、これは主権を認めることと介入政策が前提条件だ。北朝鮮の主権を認めずに、他国が北朝鮮に対する介入政策を遂行できないようにするのは矛盾している」とも述べた。

文大使は韓米関係について「北朝鮮問題において韓国は『良い警察』、米国は『悪い警察』の役割を演じているが、互いに調整ができていないことが問題だ」と指摘した。

朝鮮日報
朝鮮日報 Chosunilbo (Japanese Edition)