2024年8月30日（金）午前7時前に、神奈川県秦野市と伊勢原市をつなぐ新善波トンネルで土砂崩れがありました。
けが人や死者はいませんでした。
台風10号の影響です。
台風は九州のところにいましたが、遠い神奈川県も被害に遭いました。
9月9日に朝6時に通行止めが解除されました。通行止めは期間は土砂崩れから1週間と3日でした。
やば、、。#伊勢原#善波トンネル#土砂崩れ#圏央道#小田急線#緊急速報 pic.twitter.com/BPaAdVbfLF
— X (@tobitti666) August 29, 2024
上のXのポストによると、巻き込まれた黒い車の持ち主は、8月23日に納車したばかりの車だそうです。息子さんがあれは父の車だと書いていらっしゃいました。
待ちに待って、ウッキウキで8月23日に納車、そして7日後の8月30日に土砂崩れに巻き込まれる。しかし、怪我もなく本当によかったです。
▼土砂崩れの瞬間のドラレコ映像がありました（NHKの記事へ）
▼3回目（9月3日）の現地調査まとめはこちら
▼2回目（9月2日）の現地調査まとめはこちら
▼弘法山（秦野市）の土砂崩れの被害情報現地調査はこちら
復旧作業が続いているようですが、状況が全く分かりませんので、現地へ確認に行ってきました。
8月31日16時時点での状況です。
【現地調査】国道246号線の新善波トンネルで土砂崩れ
新善波トンネルは通れません
秦野市側の名古木宮前交差点から先は通行止めです。
交差点から先へは行くことはできますが、新善波トンネルの手前でUターンで戻ることになります。
トンネルの手前にいた警備員に話を聞いた
自動車、バイク、さらに歩行者であってもトンネルの手前で止めるように指示されているようです。
伊勢原市側は桜坂交差点から先は通行止め
交差点とトンネルの区間に、家があり住んでいる人は通れます。
旧善波トンネルで迂回できるか？⇛出来ない
©OpenStreetMap contributors, CC-BY-SA
新善波トンネルと並行して、旧善波トンネルがあります。
↑旧善波トンネル
残念ながら、迂回できません。
旧善波トンネルから伊勢原市側の国道246号線へ接続する地点に警備員がいますので、Uターンで戻ることになります。
ただし、近隣の住民のみ通行可能です。
▼旧善波トンネルの近くにあるカンボジア憩いの館（カンボジア寺院）の記事が興味深かったです
旧善波トンネル自体は通行可能
トンネル内の路面は水浸しで、トンネル上部から滝のように水が落ちています。
旧善波トンネル自体は通行は出来ますが、
迂回路にはなりません。
現地の写真2024年8月31日16時頃
重機で土砂を集めています。
路面が一面泥だらけです。
夜間作業ができる様に照明も設置されています。
迂回路情報はこちら
復旧には、相当の期間がかかる見込みです。
新東名の一部区間が無料になりましたが、
追加で東名高速道路も無料区間が発生しました！
無料入口と無料出口が決められているので、それを超える区間は無料区間も含め通常の通行料金です。
無料期間は、国道246号の通行止め解除までの間です。
■対象となる利用区間
【実施中】
厚木南 IC ⇔ 秦野丹沢 SIC・新秦野 IC
伊勢原大山 IC ⇔ 秦野丹沢 SIC・新秦野 IC
【追加】
厚木 IC ⇔ 秦野中井 IC・大井松田 IC・秦野丹沢 SIC・新秦野 IC
厚木南 IC ⇔ 秦野中井 IC・大井松田 IC
※上記区間の利用のみが対象。
※上記区間を超えて通行する車両は、対象となりません
※上記区間内の利用であっても、対象IC以外を入口・出口とする組合せについては、対象となりません。
最新情報と詳細はこちらで確認
▼横浜国道事務所・国土交通省・関東地方整備局
【通行止め解除の予告 続報】#国道246号 新善波トンネル坑口付近では、8月30日に土砂崩落が発生し、通行止めを実施しておりましたが、9月9日（月）朝6時に通行止めを解除し交通開放（対面通行）を行います。
— 国土交通省 横浜国道事務所 (@mlit_yokokoku) September 8, 2024
なお、通行止め解除に合わせて、新東名高速道路、東名高速道路の無料措置は終了となります。 pic.twitter.com/ugsMpNso16
秦野中井ICから厚木ICは所要時間約10分で570円
秦野中井IC～厚木ICは、
通常料金、ETC料金570円
休日など割引適用時
ETC料金400円
通行止めしていない場合でも
国道246号線で、1時間程度かかります。
大井松田ICから厚木ICは所要時間約15分で780円
大井松田IC～厚木ICは、
通常料金、ETC料金780円
休日など割引適用時
ETC料金550円
▼高速道路の料金・ルート検索
実際の現場を見て、被害状況の感想
実際の土砂崩れは、ネットで出回っている写真で見るより甚大でした。
伊勢原市側のトンネル入口は、道路一面の広範囲に土砂が広がっていました。
土砂崩れの被害を受けたのが自転車、歩行者、バイクだったら、たぶん死者が出ていたと思います。
それくらい、実際の土砂崩れの被害は甚大でした。
復旧には1週間程度かかりそうだなと現場を見て思いました。
国道246号線の交通量が多い道で、みんなここを通ってます。
ちょっと間違っていたら自分が被害に遭っていたと思う人も多いはず。
朝の7時前に起きた土砂崩れで、被害が少なくて済んでよかったです。
土砂崩れが起きた8月30日は、ここが通行止めになって、小田急線も伊勢原ー小田原間も止まっていました。
代行バスも走っていました。X（旧Twitter）などで情報収集しました。
小田急線も復旧
8月30日（金）から運休していた小田急線。
9月2日（月）から秦野ー伊勢原間についても、始発から常運転見込みでしたが、9月1日（日）午後4時頃から運転が再開されました。
新善波トンネルは1963年（昭和38年）完成
今回土砂崩れがあった
新善波トンネル
：1963年（昭和38年）8月完成
今2024年なので61年前に出来たトンネルです。
心霊スポットと言われる
旧善波トンネル
：1928年（昭和3年）完成
96年前。あまりピント来ないけれど、今96歳のおばあちゃんが生まれた年。
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