コミティア90サークル参加レポート 其の弐 ~戦利品編~ | でたとこTRY@CATCH!

コミティア90サークル参加レポート 其の弐 ~戦利品編~

はあ……。なんで傘忘れた日に限って雨………。
雨雲とか、死ねばいいのに……マジで…マジで……糞が…糞……。

あっ、ええと、はい!
盛り上がってまいりました!

というわけで、COMITIA90の戦利品についてでしたね。
はじめに申し上げておきたいのは、この日、私は1000円をリミットとして使うことに決めていました。
だって12月の文学フリマの印刷代とか同人誌購入費とか冬コミとか忘年会があちこちでとか……お財布厳しいんですもの!

同人イベントで財布をケチることほどくだらないことはないと知っていながらも、
泣く泣く今回ばかりはケチらせていただいたわけで。

さて。
基本、私の場合、巡るブースのジャンルとしては、『同人ソフト』→『文芸』→『ギャグ』→『少年』ですが、率直に申し上げて今回はそのへんのジャンルで収穫が薄かったという感じです。

まず、『同人ソフト』のサークル絶対数が少ないのに、そのほとんどがサウンドノベルという有様で……。
サウンドノベルばかりなのが悪いというわけじゃあないのですが、
せっかくの同人ゲームなのだから、新しいジャンルを作ってやったぜくらいの斬新な熱意を感じたいのです。

とまれ、やはりサウンドノベルは嫌いじゃないので、コストが安ければ手が伸びてしまいます。
そう、つまり”無料です”の掛け声につい、手がぐぐんと!

そうやって手に入れたイキシアさんの「空漠を緋に染めて」
背景が油絵のようなタッチで統一されている独特の雰囲気のサウンドノベルです。
文章を見ても、これは小説の基本作法を知っている人が書いているなというのが分かります。
演出もしっかりしてるし、このレベルで無料なんだなーとラッキー感!

さらに当初から目当てにしていたイノセントウイングスさんの「イノセントウイングス短編集」
こちらは説明書によれば、複数の素材サイトからの背景などを組み合わせて作品化しているようですが、
実にうまく利用しているようで、違和感がありません。
1~2時間ほどのプレイ時間の3作品が楽しめます。

もちろん、一番の目的だった「GAMOOK vol.2」も買いましたよ!
同人ゲームの紹介やクロスレビュー、今後の期待作品など同人ゲー好きには素晴らしいガイドになってます。
vol.1のカタログばりな分厚さはなりを潜めましたが、それでも濃厚な出来になっていることは間違いありません。
今後も続刊を期待してます。

さあ、そして。
『文芸』に関しては、もうティアの場合は諦めかけているのですが、私の読みたいミステリー(しかも本格)小説を売るサークルが皆無でして、今回は何も買いませんでした。
まあ文章系は文学フリマがあるので、そっちで大量買いします。

さて、そうすると『ギャグ』『少年』に期待です。

ギャグも少年も、面白そうなサークルがいくつかありました。
それはもう立ち読みさせていただく前の表紙の時点から、面白そう汁を出しまくってるとこがいくつもね!

けれども……
いかんせん高いんです
リミットは1000円ですから、1000円の本とかはもう買えないのです。いわんや1500円をや。
しかし、残り金でいける傑作はあったのです。
そう、siro-aoさんの「水の多寡より毒の有無」です。
まったりとした雰囲気のライトギャグ、これははまるものがありますね。
何にしろ、タイトルのセンスがイイ! イイ買い物をさせていただきました。あざーす!


そう、心残りだったのが
カードゲームをお作りになっていたサークルさんのことで、
後でゆっくり訪れようと思って、一度目はビラだけもらってスルーしたのが失敗で、
午後イチにはもうブースをたたんでしまっていて、じっくり見ることが出来ませんでした。

次回はワンチャンスを逃さずに、お金をたくさん持ってコミティアを満喫しようと思います。