RPGツクール2000でこんなものを作っていた。
あれは2001年のこと。
「社会の歯車になる前の自分を、これに込めておくんだ」
という中2病全開の発想で作ったゲームがありました。RPGツクール2000で作ったRPGでした。
まあ、決して誰にもプレイさせはしませんが、ちょっと紹介くらいしておきたい。
それが苦しんで産んだ作品に対する、せめてもの……うるせえ前置きはいい。
さて、これがオープニング画面。
とても質素です。タイトル表示すらありません。端に「RPGツクール2000」とか。サンプルをそのまま使用。
どんだけ絵的なところにかける情熱がないんだ。もう少しなんとかしろと言いたい人、まぁ我慢です。
さて、「押せ」にカーソルを合わせて押すと、いきなりショップ画面が出ました。
スタートしたら、オープニングが始まる――そんな約束事はクソ食らえだぜ。
と、そんな思いがあったのでしょう。
ショップの主人の台詞は
「いらっしゃいませようこそキャビンへ」
さぁ、このキャビンというのは、今は亡き近所の床屋だったものの名称です。うちわネタにもほどがありました。
商品リストは以下。
・すもも 40円。 ――HPを50回復する
・耳栓 300円。――HPを250回復する
・カイジ2巻 180円。――HPを50回復するか、死ぬか、どちらか
・落ちてた納豆 500円。――HP・MPを完全に回復する
すももが回復アイテムなのは、まだ納得ができますが
耳栓がすももより効果抜群だったり、落ちてた納豆がエリクサーなのはどういう設定でしょうか。納豆が落ちている必要性はありますか? それを売り物として出す店主に、詰問をしなければ気が済みません。
カイジ2巻については、すももの回復量と天秤に、「死」がかけられています。つまりアカギの言うところの「ギャンブルの本質は無意味な死」を表現したかったのですか? あのときの俺?
見て分かるとおり、所持金が0なので、何もせず店を出るしかありません。
そして店を出ると、オープニング開始です。
「という出来事から、100年後・・・。」
まさかのタイムジャンプ! しかもなんという高度なオープニングへの導線でしょう。
いきなり出てきたショップであれこれとプレイヤーがカーソルを動かしていた「出来事から100年後」なのです!
完全にプレイヤーは自分のやったことが歴史に刻まれたように錯覚することでしょう。
そしてこう続きます。
「世界は平和を取り戻し、魔王の意思から解き放たれたモンスター達は大人しくなり、
町の中は魑魅魍魎が徘徊する魔界と化していた。
そんな中、ひとりの勇者が生まれ、
そして、死んでいった・・・」
完結したーーーーー!
しかも世界は平和になったのか、なってないのか判然としねえええ!
と、落ち着くことが肝要です。そのモノローグのあと、ゲームが始まるのです。
主人公の名前設定画面になりました。
デフォルトで設定されている名前が「豚大将」。
これでは名前を変えざるを得まい。という狙いのようです。
あと、主人公の顔に好感が持てません。何このチョイス。
ゲームが開始され、しばらく主人公の自分紹介があります。(真ん中やや左の豚が主人公)
それによると、主人公は21歳独身の代々木アニメーション学院生で、就職活動中。
肩書きは左将軍で、いきなりレベル19。クロスアーマーなるものがデフォルト装備で、持ち金は2000円。
このマップのセンスのなさに、死にたくなりました。
独房と王の間が扉なしで隣り合っているような、この感じはなに?
タンスが宙に浮いてるのがマジで許せない。ベッドの大きさから考えて、部屋が無駄に広いところにも憤りを覚えます。
しかも下へいく階段にはアタリ判定がありませんでした。
で、豚の右隣にいるのが、彼の父親なのだそうで。
話しかけると、
父「おい、俺はお前の母親だ」
主人公「・・・・・」
父「こら! なぜつっこまないんだ!」
という会話が繰り広げられます。
ここで主人公の旅の目的が明らかになるのですが、要約すると下記のようなことでした。
父親は、就職活動にうつつをぬかし、つっこみの修練を怠っていた主人公を嘆き、
「町の人全員につっこんで来い」と命令をします。
それが出来た暁には、就職活動が有利になるような人を紹介しよう、というのです。
どうやら主人公の最終目的は就職のようです。そしてそのためには、まず町の人全員にツッコめと。
階段をあがると、魔界みたいな町に出ました。
玉座に座るネコに話しかけると、丁寧に「ツッコミシステム」とやらの解説をしてくれました。
ネコの名前は「ツッコミ王」
死にたくなりますね。
どうやら部屋には必ずベッドを置くもの、と思っているらしいですね。10年前の彼は。
そして、部屋をうろうろしていたスライムみたいのは、「ボケ大臣」でした。
こっちでは「ボケシステム」の説明をしてくれます。
「ツッコミシステム」も「ボケシステム」も、つまりは、人に話しかけると十中八九選択肢が現れるので
適切なツッコミ、あるいはボケと思われる選択をして、会話を勧めなさい、というもの。
その選択によって、隠しパラメータである「ツッコミ度」と「ボケ度」が上下するという、画期的なシステム!
なんていうか、隠しパラメータにする必要あるのかと。表に出せばいいだろと、そういうことを言いたい。
町を歩くと、色々な出来事が起こります。が、基本的にみんなテンションが高くて、嫌になってきます。
ここがどういう町とか、そういうカラーみたいなものがありません。みんな、思い思いに生きてます。
道具屋の誰がどうしたとか、東に行くと町があるとか、なんかもう、そういう情報くらいくれよ!
なんだよこいつらは!
「俺のはやさについてこれるか」
とか、どうでもいいわ! いきなりそんな台詞はく他人がいたらひくわ!
……ていうか、町! 町作りをもっとがんばれ!
頼むから、ほんと頼むから。無駄にドラゴンとか配置してあって、最初は色々やりたかったんだな、というのがとてもよく伺えますが、プレイする方はなんだか悲しい気持ちになります。
さて、人の良さそうな町人に話しかけると、突然魔王があらわれ、町人を殺して去っていきます。
これについて、ツッコミ選択肢が現れたので、「魔王ってなんだよ!」をチョイス。
すると、ツッコミ王が現れ――
うるせええこのネコがぁああ!
何を生意気に人のツッコミに講釈たれてんだくそったれ! マイナス2って、この野郎!!
俺だぞ。作ったのは俺なのになぜ俺が。なぜ。。。こんなネコなどに・・・・・・・
続く。
「社会の歯車になる前の自分を、これに込めておくんだ」
という中2病全開の発想で作ったゲームがありました。RPGツクール2000で作ったRPGでした。
まあ、決して誰にもプレイさせはしませんが、ちょっと紹介くらいしておきたい。
それが苦しんで産んだ作品に対する、せめてもの……うるせえ前置きはいい。
さて、これがオープニング画面。
とても質素です。タイトル表示すらありません。端に「RPGツクール2000」とか。サンプルをそのまま使用。
どんだけ絵的なところにかける情熱がないんだ。もう少しなんとかしろと言いたい人、まぁ我慢です。
さて、「押せ」にカーソルを合わせて押すと、いきなりショップ画面が出ました。
スタートしたら、オープニングが始まる――そんな約束事はクソ食らえだぜ。
と、そんな思いがあったのでしょう。
ショップの主人の台詞は
「いらっしゃいませようこそキャビンへ」
さぁ、このキャビンというのは、今は亡き近所の床屋だったものの名称です。うちわネタにもほどがありました。
商品リストは以下。
・すもも 40円。 ――HPを50回復する
・耳栓 300円。――HPを250回復する
・カイジ2巻 180円。――HPを50回復するか、死ぬか、どちらか
・落ちてた納豆 500円。――HP・MPを完全に回復する
すももが回復アイテムなのは、まだ納得ができますが
耳栓がすももより効果抜群だったり、落ちてた納豆がエリクサーなのはどういう設定でしょうか。納豆が落ちている必要性はありますか? それを売り物として出す店主に、詰問をしなければ気が済みません。
カイジ2巻については、すももの回復量と天秤に、「死」がかけられています。つまりアカギの言うところの「ギャンブルの本質は無意味な死」を表現したかったのですか? あのときの俺?
見て分かるとおり、所持金が0なので、何もせず店を出るしかありません。
そして店を出ると、オープニング開始です。
「という出来事から、100年後・・・。」
まさかのタイムジャンプ! しかもなんという高度なオープニングへの導線でしょう。
いきなり出てきたショップであれこれとプレイヤーがカーソルを動かしていた「出来事から100年後」なのです!
完全にプレイヤーは自分のやったことが歴史に刻まれたように錯覚することでしょう。
そしてこう続きます。
「世界は平和を取り戻し、魔王の意思から解き放たれたモンスター達は大人しくなり、
町の中は魑魅魍魎が徘徊する魔界と化していた。
そんな中、ひとりの勇者が生まれ、
そして、死んでいった・・・」
完結したーーーーー!
しかも世界は平和になったのか、なってないのか判然としねえええ!
と、落ち着くことが肝要です。そのモノローグのあと、ゲームが始まるのです。
主人公の名前設定画面になりました。
デフォルトで設定されている名前が「豚大将」。
これでは名前を変えざるを得まい。という狙いのようです。
あと、主人公の顔に好感が持てません。何このチョイス。
ゲームが開始され、しばらく主人公の自分紹介があります。(真ん中やや左の豚が主人公)
それによると、主人公は21歳独身の代々木アニメーション学院生で、就職活動中。
肩書きは左将軍で、いきなりレベル19。クロスアーマーなるものがデフォルト装備で、持ち金は2000円。
このマップのセンスのなさに、死にたくなりました。
独房と王の間が扉なしで隣り合っているような、この感じはなに?
タンスが宙に浮いてるのがマジで許せない。ベッドの大きさから考えて、部屋が無駄に広いところにも憤りを覚えます。
しかも下へいく階段にはアタリ判定がありませんでした。
で、豚の右隣にいるのが、彼の父親なのだそうで。
話しかけると、
父「おい、俺はお前の母親だ」
主人公「・・・・・」
父「こら! なぜつっこまないんだ!」
という会話が繰り広げられます。
ここで主人公の旅の目的が明らかになるのですが、要約すると下記のようなことでした。
父親は、就職活動にうつつをぬかし、つっこみの修練を怠っていた主人公を嘆き、
「町の人全員につっこんで来い」と命令をします。
それが出来た暁には、就職活動が有利になるような人を紹介しよう、というのです。
どうやら主人公の最終目的は就職のようです。そしてそのためには、まず町の人全員にツッコめと。
階段をあがると、魔界みたいな町に出ました。
玉座に座るネコに話しかけると、丁寧に「ツッコミシステム」とやらの解説をしてくれました。
ネコの名前は「ツッコミ王」
死にたくなりますね。
どうやら部屋には必ずベッドを置くもの、と思っているらしいですね。10年前の彼は。
そして、部屋をうろうろしていたスライムみたいのは、「ボケ大臣」でした。
こっちでは「ボケシステム」の説明をしてくれます。
「ツッコミシステム」も「ボケシステム」も、つまりは、人に話しかけると十中八九選択肢が現れるので
適切なツッコミ、あるいはボケと思われる選択をして、会話を勧めなさい、というもの。
その選択によって、隠しパラメータである「ツッコミ度」と「ボケ度」が上下するという、画期的なシステム!
なんていうか、隠しパラメータにする必要あるのかと。表に出せばいいだろと、そういうことを言いたい。
町を歩くと、色々な出来事が起こります。が、基本的にみんなテンションが高くて、嫌になってきます。
ここがどういう町とか、そういうカラーみたいなものがありません。みんな、思い思いに生きてます。
道具屋の誰がどうしたとか、東に行くと町があるとか、なんかもう、そういう情報くらいくれよ!
なんだよこいつらは!
「俺のはやさについてこれるか」
とか、どうでもいいわ! いきなりそんな台詞はく他人がいたらひくわ!
……ていうか、町! 町作りをもっとがんばれ!
頼むから、ほんと頼むから。無駄にドラゴンとか配置してあって、最初は色々やりたかったんだな、というのがとてもよく伺えますが、プレイする方はなんだか悲しい気持ちになります。
さて、人の良さそうな町人に話しかけると、突然魔王があらわれ、町人を殺して去っていきます。
これについて、ツッコミ選択肢が現れたので、「魔王ってなんだよ!」をチョイス。
すると、ツッコミ王が現れ――
うるせええこのネコがぁああ!
何を生意気に人のツッコミに講釈たれてんだくそったれ! マイナス2って、この野郎!!
俺だぞ。作ったのは俺なのになぜ俺が。なぜ。。。こんなネコなどに・・・・・・・
続く。