COMITIA88サークル参加レポート 第二回~戦利品~ | でたとこTRY@CATCH!

COMITIA88サークル参加レポート 第二回~戦利品~

COMITIA88サークル参加レポート

ということで、前回は出展者の気持ちと心の裏と人生における八つの徳について詳しく述べましたが、
今回は私がぐるぐるあちこち回ってみた感想とか、買ったものについてのなんやかやとか、三国志についてとか、5万字程度で述べたいと思います。

3000サークルも参加していたというコミティア88。
東1・2ぶちぬきは伊達ではなく、端から端まで廻るのは、さすがに根性がいりました。
というか、今回はカタログ事前に買ったわりに、事前のチェックもしていなかったので、
そりゃあもう、それこそ端からでしたとも。

まず、全出店サークルをざっと見て思ったこと。

本格ミステリーが一切ねえ!

小説のコーナーは殊にじっくり見てまわったんですが、
本格どころかミステリーすらない。
まぁコミケや文学フリマですらその存在は霞んでいるくらいなので、あまり期待はしていないわけですが、
それでも、なお、言わずにはいられない。

なぜこんなに本格ミステリーの供給と需要がないんですか。
そもそも松本清張以後とも呼ばれる社会派の台……と、これは言い始めると論文が書けるのでやめとこう。

と、いうことで
本格ミステリーがないのならば、私の目的は「ギャグ」と「ゲーム」となるのでありました。

ギャグのスペースもかなり小さかったのですが、ぱらぱらと立ち読みさせてもらった中で
思わず買ってしまったのが、夏色青春群像さんの「ギャグ漫画総集編」
なんと全90Pの大ボリュームで、300円ですよ。しかも、かなり面白い。
どうやら1年半に渡って作ってきた作品をぎゅう詰めにしたものらしく、読み応え抜群。しかもさくさく読めて笑えた。
オチが来るぞという予告コマの見事さ。パワフルな落とし方。こういうのを目指したいですね。ギャグをやるなら。

今回のギャグの収穫はそのくらい。もしかして、他のジャンルに紛れていた名サークルの名著があったかもしれませんが、ゲームの方をあまりにじっくり見過ぎたために、発掘しきれませんでした。

さて件の「ゲーム」ですが、
今回は「同人ゲーム部」が派手なブースの構え方をしとりまして。

ドンッと大インチのモニタが設置され、参加サークルのゲームデモ画面が流され、
ゲーム部のチラシがドサリッと山積みされ、ゲーム部メインブースではティアズマガジン級に厚いムック「GAMOOK」がドシャァアッ! と並べられておりました。

「GAMOOK」は表紙デザインの綺麗さと、漫画と文章が巧みにおりまぜられたセンスある構成に、あっさりやられ、いつのまにか懐から500円を出していました。
帰ってから読んでみると、かなり濃くてバラエティにとんだ内容。いやいやこれはスゴイ。

ゲームのコーナーはひとつひとつじっくり見て回ったのですが、
やはりノベルゲームが多く、どれも絵が綺麗で、感心するばかり。けれどもどれもシステム的にはオーソドックスなものらしく、目を惹くものはなかったかな、と。

ゲームで目を惹いたのは、ASTRO PORTさんのシューティングゲーム各種。
デモで流していた「魔女ボーグメグリロ」の派手さとキュートさ。他に二つ、シューティングが売られていたのですが、全くイメージの違う作品で、しかもパッケージセンスがいい。普通に商業品として並んでいてもおかしくない。
「ARMED SEVEN」を買わせていただきました。プレイしてみましたが、いやあ、シューティング作りの参考になります。

あと格闘ゲームで、竜茶屋さんの「Dragon Blast」はデモを見て圧倒されました。
クオリティが高い。グラフィックもそうですが、キャラの動きがさくさく軽快で、コンボもバンバン決まって同人レベルを超越してんじゃないかと。
(メモリ管理の方法が知りたいなぁ・・・)
スト2以後、次々と発売されてきた商業ベースの格闘ゲームの中に入っても、上位に食い込むでしょう。オンライン対応というのもスゴイ。しかもP2Pではなくロビー型っぽい。本格的ですよこれは。

今思い出しても、いろいろと楽しくて
まだまだ興奮さめやらぬというか、たくさんのサークルさんに刺激されて、
モチベマックス振り切ってる状態です。

早くCOMITIA89開催されないかな。
明日されないかな