RPGツクール…… | でたとこTRY@CATCH!

RPGツクール……

どんだけ上から目線だよ!

そういうツッコミを入れたくなる出来事がありましたので
お伝えしたく存じます。お伝えしたく存じ上げまつりたてまつり候。

女「そんなこ
すみません主題とズレた話をしようとしました。
ダジャレに持ち込もうとしましたが、昨日泉氏に怒られたばかりなので止めることにします。

さて、その昔、RPGツクールというスーファミソフトが発売されました。
プログラミングをせず、簡単操作でRPGを作っちゃおうぜ? という大胆発想のゲームです。
それはRPGツクール2となり、プレステで3となり、同時並行的にPCではRPGツクール95なるものも出ていました。

RPGツクール95を友人宅のCanBeでやっていたのは懐かしい思い出ですね?
Windowsなんて高尚なものはなく、DOSでautoexeなんてコマンドぶち込んでゲームを起動していた頃です。
※友人はフロッピーディスク8枚に分譲されていたエロゲーを必死にインストールしていたのを覚えています。

さてさて。
昔から妄想癖のある私は、自分の手でRPGが作れるなどという夢のようなソフトに
それはもうかなり執心したものです。スーファミ版のものは容量が足りず思うモノが作れない。
プレステのやつはメモリーカードが赦す限り無限に作れるっていう喜びで、風呂敷を広げすぎて完成まで至らず。
まともなRPGがひとつも作れないまま、私は大人になろうとしていました。

しかし、最後のチャンスが訪れたのです。
それがRPGツクール2000の発売。
そう、来年からもう社会人。そんなときのことでした。

社会に出て、世の中にスレてしまうその前に、今の自分をフルに突っ込んだRPGを作ろう!
若気の至り的な発想です。
兎も角、そんなコンセプトから、私はRPGツクール2000を使ってRPG制作を始めたのであります。

――そして。

確かに私はそれを作りました。しかもまたも未完成のまま放置しました。
しかしながら、途中まで作ったものを、ホームページのサーバーにアップしておいたのです。
あれから約10年。

もうそんなものの存在は忘れていたのですが、
ひょんなことから、そんなものがあったという事を思い出させられました。

あの頃の自分がどんなものを作ったのか
ちょっとやってみようじゃないか。
ええ、やってみても良いじゃないか。いや、やっぱやめよう。いやいや、やっぱやろう。
5時間くらい悶々と睡眠しながら悩みました。

そして結局、プレイしてみることにしたのです。

…………

…………

もうダメだ………

当時の自分の恥ずかしさに、死にたくなりました。

まず、シモネタを言ってればいいみたいな、そういう風潮?
若かったんだとかそういう以前に、もう人としてダメ。

さらに、味方の名前がごくうだとか、ガンタンクだとか。友達の名前とか。もっと工夫して欲しかった。
というか、キャラ紹介が完全に友人を馬鹿にする内輪ネタ。サブくて死にたい。
自分って、こんなにギャグセンスなかったんだと、二時間くらい凹みました。

ギャグとか抜きで普通のゲームとして見ても、酷かった。
アイテム屋があるんだが、売ってるアイテムの効果が全く分からない。奇をてらいすぎ。
かと思えば、「ローブ:広く普及している一般的なローブ」とか。なんでそこは真面目なんだよ。絶対、デフォルトの装備を間違ってそのままにしちゃったんだなってのがスゲー分かって痛い。

なぜか、最初からお金を30000円くらい持ってる。値にあまり意味を感じない。ギャグとも思えない。デバッグしたまま消し忘れているのは間違いない。死ね。
町作りにセンスがない。恥ずかしいくらい町じゃない。
敵の強さと味方の強さがミスマッチ過ぎる。戦闘中もメッセージを改造しすぎて、何が起こってるのかさっぱり分からない。
町の位置的な考慮も皆無。シナリオ的には、最初の町を出たら、次の町に行って欲しかったのだろうけど、
次の町よりも近いところに、洞窟がある。
全然導けてない。みんなそこに入りたがるでしょうに。町に行かないじゃないか。

そして次の町に行ったら行ったで、選択肢次第ではいきなりバッドエンディングになるクソトラップ。
セーブしてなかったからやり直し。ウゼエエエエエエエエエエエエエエエ!!!

ほんと、こんなものを作っている途中で、自分はどう思っていたのだろう。
おかしいな、と思わなかったのだろうか。
これ面白い! と思っていたとしたら、若かりし頃の自分は相当なアレである。
こんな人が作ったゲームは、絶対やりたくない。

……すみませんほんとそういう人がゲームを作っててすみません。

しかしながら、
一応、あの頃の自分を褒めておいてあげるとすれば、
ツッコミシステムというものを導入しているところは、なかなかに斬新である。
町の人と話していると、町の人がボケをかますことが良くある。
それに四択で主人公がツッコミを入れ、正しいツッコミをすると隠しパラメータが伸びるという仕組みだ。
(同様にボケシステムというもの入っている)

で、そのツッコミシステムなのだが。

ツッコミの善し悪しを解説するあのネコ!
なんでおまえごときに、ツッコミ度マイナス5とか言われなきゃいけねぇんだ!
なにが総合評価Dだよ死ね!!!

と、いうことで、一般的な公開は控えさせてもらいます。
ぎりぎりTRY@CATCHのメンバーには見せられるかもしれませんが。