【サマリ】
では、第2章を自分なりにサマってみます。
まず1章の流れから
コトバは「思いつく」のではなく「つくる」ことができる
→技術なのでレシピがあれば毎回良いコトバをつくれますよ、と
ではコトバのレシピとは??
といった感じで2章に突入です。
「ノー」を「イエス」に変える技術
ステップ1
頭で思ったことをそのまま口にするのをやめること
ステップ2
お願いに対して相手がどう考えるか、ふだん相手は何を考えているか、相手の頭の中を想像すること
ステップ3
相手のメリットと一致するお願いをつくること
ここで1例。デートの誘い文句
A: 「デートして欲しい」←頭で思ったことをそのままコトバ
B: 「驚くほど旨いパスタの店があるんだけど、行かない?(私とデートで)←相手のメリットを考えてコトバ
(Bはデートを誘う相手が「初めてのものが好き」「イタリアンが好き」という情報があった前提です。
たしかにBのほうが成功確率が上がりそうですね。)
って感じでレシピ通りにつくれば効果の高いコトバがつくれるよ
いきなり自己流でつくらないでステップを踏んでね
さらに、ステップ2「相手の頭の中を想像する」ときの7つ切り口を紹介
1.相手の好きなことからつくって相手のメリットに変える
上のデートの誘い文句、とか
2.逆に嫌いなことを回避できる選択をしましょうという切り口
芝生に入らないで、ではなく、芝生に入ると農薬の匂いがつきます、とか
3.選択の自由を与えるとどちらかでも選んでもらえる可能性が上がる
両方相手に取ってメリットである選択を提示
4.認められたい欲求を利用
残業お願いできる?よりきみの企画書が刺さるんだよ。お願いできない?とか
5.人はあなた限定に弱いもの
他の人がこれなくても、あなただけには参加して欲しいんだ、とか
6.チームワーク、連帯感を煽る
勉強しなさい、より、一緒に勉強しよう、って言ってみる
7.感謝を伝える
人は感謝されるとお願いを拒否しにくいもの。
これまでの切り口がどれも使えないときの最終手段。
「ノー」を「イエス」に変える技術の答えは、相手の頭の中にある。
→「お願い」はあなたのコトバではなくあなたと相手との共作だ
(2章は長いので今日はここまで)
【所感】
コトバのつくり方が技術であって生み出されたコトバが製品と考えると、
マーケティングと同じ考えなのですね。
思ったことをそのままコトバ=プロダクトアウト
相手のことを考えたコトバ=マーケットイン
プロダクトアウト
http://www.itmedia.co.jp/im/articles/0502/04/news117.html
マーケットイン
http://www.itmedia.co.jp/im/articles/0502/04/news119.html