料理 (続編)
続編
卵を焼く毎日の中、ある日、兄が御飯を炒めているのを発見
そこは興味を持つとやってみたくなる子供だけに、挑戦してみたくなった。
まずアツアツ御飯をフライパンに投入、最初の味付けはケチャップのみ。
んー、これはケチャップ御飯だ それにベチャベチャ
子供ながらに幻滅した
何がいけないのか全然わからないまま毎日まずいケチャップ御飯を作り続けた。
なにが原因なのだろう・・・、今のようにインターネットすら無い時代だけに調べるすべもなく
ただただ焼く、ひたすら焼く、もうヤケクソ状態
ベチャベチャは我慢できた。でも、味が我慢できない
これはケチャップがダメなんじゃないか よし
ソースにしよう
そこから御想像の通り、ソース御飯の毎日が続いた
なぜ旨味がないんだろう・・・ 親と会話が少なかった自分は聞けなかった。
今思えば聞いた方が早かっただろう。無駄な回り道もしなかったはずだ。
でも意地が先行して一人で黙々とまずい御飯を炒め続けた。
そんな時、友達の家に遊びに行って夕飯を御馳走になる事になった。
作ってくれるのは炒飯だと言う。
これは見るしかないでしょ
遊ぶフリして友達のお母さん観察開始
ん 何それ
おばちゃん、それ何
「塩コショウ」 ←ドラえもん風
えー、そんなの入れたら塩辛くなるぢゃん そんなの食えねえよ
(つづく)
でわでわ。