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🐶飛也 手術無事終わりました🐶

My boy となったひなくんの会陰ヘルニアの手術が無事終わりました😭
4時間半〜5時間に及ぶ大きな手術となり、先生はじめスタッフの方々夜遅くまで本当にありがとうございました🙏

❓会陰ヘルニアとは❓

肛門周囲(会陰部)の筋肉が萎縮して隙間ができ、直腸や膀胱、前立腺などの臓器が飛び出してしまう病気です。
中高齢の未去勢の雄犬に多く、ポメラニアンやダックス、コーギーなどの小型犬で好発します。
筋肉が薄くなってしまう原因に男性ホルモンが関与しているといわれ、未去勢の中高齢の雄の犬で多く発生します。
飛也のように膀胱脱出は排尿障害から腎不全を引き起こす急変のリスクが高く、特に緊急性が高いです。

飛也は前庭疾患で体調を崩し、バディ輝生との別れがあったりして、やっと本日を迎えることができました。

飛也のようなどでかい会陰ヘルニアにはそうそうお目にかかりません。
なぜなら、まず適正飼育をしていれば病院に行くからです。こんなに気付かれないことはありません。
飛也は高齢者の孤独死現場に取り残された子で、今まできちんと医療にかけられた事はありませんでした。
もちろん去勢もされていませんでした。
病院受診もなく、去勢もされず、結果こんな大きなヘルニアの彼は、悪性腫瘍で余命幾許もない相方とともに、飼い主死亡で行き場がなくなり、私のところへ流れ着きました。

今回、ポリプロピレンメッシュという人工メッシュを使いヘルニア部を整復する手術を行って頂いています。早期のヘルニアであれば再発率を低く抑えることができるようになっていますが、ここまで進んだヘルニアなので、支持組織全体が脆弱で、今後は神頼みの要素もあるでしょう。

飛也は術前検査で、膀胱、前立腺、ほぼ全ての小腸が脱出していることがわかっていた巨大両側会陰ヘルニアでした。
手術は、最初にお尻を切って脱出臓器の癒着を取り、お腹の中に戻して仮閉鎖をし、去勢に移り、開腹して、腹腔内の結腸固定もして、前立腺も固定して、お腹を閉めて、再びお尻に戻ってメッシュをいれてヘルニアの穴をぐるっと覆うように固定する、的なまぁ大変極まりない一大イベントだったようです。
お尻2つ、お腹に3つ、5つの傷を持つ男になりました✨💫💫

手術が無事終わったとのお電話頂き、ようやく落ち着いてこれを書いています。記録記録📝

あかんたれ飛也に早く会いたいし無事帰ってきて欲しい。
またみんなで一つの布団でせまぜまだけどのんびり寝たいニンゲンです。

適正飼育。
それを受けられなかった子達が私たちのところに流れてくるわけで、本当はそんな子がいなくなれば良いと願いますが、本当に難しいです。
なんでもお金を出して、超絶分割ローンでも命は買えてしまう国です。

飛也は長年の会陰ヘルニアで癒着も高度で、腰椎ヘルニアもありました。
先生の、この子は痛かったししんどかったと思うよ、犬は言えないし言わないからね、の言葉がガツンときました。
これだけ腸が脱出していたら、腸管の牽引だけでも負担だったと思うし、最初は排泄がすごくしんどかったと思う、腰も痛いかなと。今まで生きてたのは奇跡だよ、なかなかないよと。
ボロボロジジィだけどもう私の宝物です。帰ってきたらもう少し労わってやろう🙂

手術出発前にチャリティー物販の女子浴衣👘で遊ばれた男。

まだもう少し入院なので面会に行こうと思います🙂
待ってろよマザコンボーイ😊

明日は輝生の四十九日です。

#ひな記録