イギリスやアメリカなどでテロの脅威が叫ばれる中、依然イラクを始め、中東では銃撃戦や爆破事件が後を絶ちません。

僕の友人で第一次湾岸戦争の時にクウェートにいた人がいます。自衛隊の隊員ではなく、某石油会社の社員だった人の話です。先日その人と久々に東京で再会して面白い話を聞きました。

彼がクウェート、サウジアラビアなどに赴任したのは今から20年くらい前だったそうでですが、その後は石油採掘プラント設計のプロとして長らく現地で過ごす事になります。
石油採掘には日本と産油国間あるいは国際間で利権がからみますので、現地の王族や、モービルやBPなどの海外メジャー達との交流は、日本の国益を確保する上でも重要な外交だったようです。

そんな最中、当時のフセイン大統領率いるイラク軍がクウェートに侵攻。ロケットや戦車からの砲撃で爆破されたコンビナートからは大量の煙が上がり、空にはコールタールの雲が立ち込めていたそうです。

その日彼はある王子一族との接待ゴルフの真っ最中。
砂漠の中に造られたゴルフ場でプレー中、白いウェアにはポツポツとオイルの黒い雨が降ってきたそうです。
そして上空から何やら、けたたましい爆音やヒューンという風切り音がしていたそうですが、そのままゴルフは続けていたとの事。
(ひょぇ~!そんな状況でよくゴルフなんてやってられたねぇ;僕の感想)

結局最後までラウンドしたらしいのですが、その後王子一行は日本企業が保護することになったそうです。

考えてみれば、王子は命を狙われていたでしょうから、たまたま日本人と一緒にいたことが命拾いしたという事になるでしょう。黒い雨の中のゴルフは一国の国の運命を変えたとも言えるかもしれません。

※それにしても、バンカーだらけのゴルフコースってどんな感じなんだろう? 興味があります。
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