From:ななころ
プライベートオフィスより
ここ最近暑くて朝ランをサボっていたので、涼しくなったのを期に復活。
ところが、初日に朝ランしたら翌日に筋肉痛が・・・。
連日の雨でお休みし、必死に天気のせいだと言い訳をしている、ななころです。
◆スルガ銀行不正融資問題は終了?
スルガ銀行は、2021年8月31日をもって、一括譲渡および元本一部カットの申請受付を終了しました。
これは今年3月にスルガ銀行より発表されていたもので、かぼちゃの馬車などのシェアハウスだけでなく、1棟アパートや1棟マンションも該当します。
スルガ銀行は、2018年10月金融庁から6ヶ月間の行政処分を受け、不適切な融資があったことを認めています。
(スルガ銀行ホームページより)
そして、この期日に合わせて、被害弁護団が8月31日に記者会見を開き、新たに409人分の債務解消を求める民事調停を申し立てたと発表しました。
被害弁護団に依頼する多くがサラリーマンで、以前より民事調停を申し立てていた人たちに加えて、新たに約400人が加わった格好になります。
これにより弁護団は「今後の申し立ては基本的にしない」としており、これでスルガ銀行の不正融資問題はすべて解決となるのでしょうか?
=== 記事一部抜粋 ===
スルガ銀融資で被害弁護団「申し立て、今後しない」
スルガ銀行のシェアハウス向け不正融資を巡り、物件オーナーなどの救済を目指す被害弁護団は31日、東京都内で記者会見し、新たに409人分の債務解消を求める民事調停を東京地裁に申し立てたと発表した。スルガ銀は8月末で新規の調停申し立ての受け付けを終了する意向を示していて、弁護団は「今後の申し立ては基本的にしない」と述べた。
スルガ銀は物件オーナーが土地と建物を手放すことを条件に裁判所に調停を申し立てれば、関連融資債権を第三者に譲渡することで定型的な解決を図ってきた。
(2021.9.1 静岡新聞記事より)
=== ここまで ===
◆新たな損害賠償請求が提起
実は、世間的にはシェアハウスオーナーの借金をチャラにして解決したかと思われているスルガ銀行の不正融資問題ですが、未だにくすぶっています。
早く終わりにしたいスルガ銀行と、まだ終われない被害者。
未だに激しい綱引きは続いているのです。
その証拠に、上記の民事調停とは別に、被害弁護団が新たに805億円の賠償請求をスルガ銀行に求める動きを見せています。
これまでの損害賠償は、かぼちゃの馬車のようなシェアハウスのみの対象でした。
シェアハウスでは合計951人の約1573億円分の賠償請求がなされました。
そして見事、被害弁護団が代物弁済という形で決着しました。
今回は1棟アパートや1棟マンションを対象として損害賠償です。
今回の賠償請求の申立人の平均年齢は47歳で、最年少は31歳だとのことです。
=== 記事一部抜粋 ===
スルガ銀、弁護団がアパート融資でも賠償請求 805億円
スルガ銀行による投資用不動産への不正融資を巡り、新たな損害賠償が請求される。スルガ銀から融資を受けた物件所有者の代理人弁護団は31日、審査書類の改ざんなどがあったアパート・マンション向け融資について賠償請求したと表明した。申し立てた人は336人で、融資総額は805億8417万円。返済能力以上の融資や、実勢に見合わない高い価格での物件購入などで損失を受けたと主張している。
これまでの損害賠償はシェアハウス用の投資物件を対象としており、これまでスルガ銀と弁護団で結んだ調停に基づき、合計951人の約1573億円の融資で賠償を申し立てた。シェアハウス物件での被害実態が明らかになるにつれて、弁護団はより幅広いアパート・マンション融資でも不正を確認し、今回の請求に至った。
(2021年8月31日 日経新聞記事より)
=== ここまで ===
◆一人で解決は難しい
スルガ銀行融資を受けて物件を購入し、一人で苦しんでいる人はたくさんいます。
コロナの影響もあり退去が続出。
空室が増えて赤字を垂れ流し始めたサラリーマン大家さん。
今年は雨が多く、雨漏りが相次いで発生。
修繕費を捻出できずに急場をなんとかしのいでいるサラリーマン大家さん。
家族にも言えず、一人でやりくりしている人も多いようです。
ただ、虫歯と同じで、ほっといても良くはなりません。
一人で解決するのにも限界があります。
今や全国にはたくさんの大家の会があります。
親身に相談に乗ってくれる先輩大家さんも少なくありません。
二次被害につながるような危険なところもありますが、良心的なところもあります。
一人で抱え込まず、積極的に動かれることを強くオススメします。
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◆編集後記
昨夜は、ライフデザイン実践会の会員さんの1棟目購入体験談を語るZoom会がありました。
この方は主に築古ボロ戸建てを再生して賃貸する投資法で実績を上げています。
築年40年で新しいと感じるほど、築年不詳のボロ戸建てを見事再生。
すでに家賃収入は毎月100万円弱、キャッシュフローは毎月30万円を越えているそうです。
今年になって物件をどんどん買い進めていて、すべて再生を完了して満室になれば、キャッシュフロー毎月100万円超えも見えてきたそうです。
会には成果を出されている人が大勢いますが、ボロ戸建て再生投資法で成功している人が少なくありません。
ななころは戸建て投資をやったことがありませんが、1つの成功パターンだなと考えている次第です。
成功した人たちは、どのようにして不動産投資で経済基盤を確立しているのか?
不動産投資で経済基盤確立に成功した9人の貴重なサラリーマン不動産投資実践記を、レポートにまとめました。
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(築年不詳の傾きボロ物件)