またしても不正融資問題が浮上!今度はりそな銀行か!? | 不動産投資で人生を自由に豊かに描く!「ライフデザイン実践会」

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わたしはど素人からスタートとして5年で家賃収入1500万円を達成し、2012年9月サラリーマンを卒業しました。ライフデザインの手段として不動産投資は最適です。不動産投資のノウハウや有益な情報や人生を豊かに描く方法をどんどんシェアしていきます。


From:ななころ

プライベートオフィスより

◆不動産業界にまたしても衝撃が・・・

世の中はいまだにコロナコロナですが、このGW中に不動産投資業界にまたしても衝撃が走るニュースが報じられました。

(もはや驚かなくなっている人が多いと思いますが笑)


2014年ごろから金融緩和の波に乗っかって急激に業績を伸ばしていた都内の不動産会社に、不正融資問題が浮上したのです。


朝日新聞が報じた内容によると、ネットバンキングの預金改ざんなどによって不正に融資を引き出し、顧客に物件を買わせていたとされています。


しかも、りそな銀行の元社長が、この不動産会社の顧問にも就任しており、この不正問題にも絡んでいるのではないかとされているのです。


=== 記事一部抜粋 ===

りそな銀元社長が顧問の不動産会社、銀行融資で不正疑い


 りそな銀行元社長が顧問の不動産会社が、物件価格が高いように装うなどして過剰融資を引き出すなど不正に関与していた疑いがあることがわかった。一部の銀行融資では顧客のネットバンキング画面を偽造し、顧客の資産が多いように偽る事例も浮上している。


 問題の会社は東京都内にあり、ここ数年で新築アパートを少なくとも数十棟販売。「極小ワンルーム」を売りに、テレビや新聞などでも取り上げられた。会社のホームページでは今年3月まで、元りそな銀社長が「顧問」として紹介されていた。


 同社の内部資料や顧客らの説明では、同社はりそな銀やみずほ銀、地銀の千葉銀(千葉県)や大光銀(新潟県)などに顧客を紹介。実際よりも高い物件価格を銀行側に示して過剰な融資を引き出していた疑いがある。一部では、顧客に十分な自己資金があるように見せるため、顧客のネットバンキング画面の口座残高を偽造して銀行側に示し、融資を引き出しやすくしていたとみられる例もあった。


(2020年5月6日 朝日新聞記事より)

=== ここまで ===

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◆この不動産会社が判明!

朝日新聞の報道には、この不動産会社の名前は伏せられていますが、Google等で検索するとすぐに会社名が判明しました。


転職サイトなどにも堂々と「元りそな銀行社長」と出てきます。

(クリックをすると画像が拡大)
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株式会社SPILYTUS(スピリタス)という不動産会社で、都内に狭小ワンルームの新築アパートを建てて、主にサラリーマン投資家に販売していた会社です。


 株式会社SPILYTUS(スピリタス)

 https://spilytus.co.jp/


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「床面積9m2」とありますから、驚きです。

かぼちゃの馬車が1部屋「7㎡」でしたから、不正融資の件といい、なんだか同じ臭いがしますね。

(スピリタスの所在地はヒューリック神谷町ビルですが、スマート社はヒューリック銀座ビルでしたっけ・・・)


日経ビジネスにも特集記事が出ていました。

凄まじい勢いで業績が伸びています。


=== 記事一部抜粋 ===

床面積9平米でも快適!アパート展開スピリタス

 

 玄関を入って数歩も進めば、すぐ部屋の向こう端にたどりつく。まるで立方体の箱の中に足を踏み入れたかのような、その部屋の広さはわずか9m2。それでもキッチン、トイレ、シャワーがあり、冷蔵庫も、洗濯機も無理なく置くことができる。

 

 ここは東京・新宿駅から電車で5分ほどの駅から徒歩5分のアパートの一室。部屋の主、桜井央さん(27)は「確かに狭い。でも工夫さえすれば不自由なく、快適に生活できる」と笑顔で話す。

 

 極めて狭いが、住みやすさも決して犠牲にしない。そんな極小アパート「QUQURI(ククリ)」を東京23区で供給するのがスピリタス(東京・港)だ。

p3
 


(2018年4月4日 日経ビジネス記事より)

=== ここまで ===



◆スピリタスも報道内容を認める!

そして、スピリタスのホームページを確認すると、今回の朝日新聞の報道内容の一部を認める表明をしています。

潔いというのか、覚悟していたのか、驚くほど素早い対応です。


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朝日新聞の記事には、

「自己資金なしで投資できるスキーム(仕組み)があると教わった。ネットバンキングの画面は『いじります』と言われ、『え?』と思ったが、みんなやっていると聞いて受け入れた」と認めた。この顧客の場合は融資を受けたお金が1千万円単位で余り、そのお金は別の投資にあてたという。」

とあります。


この構図は、過去の不動産会社の不正とまったく同じです。

果たして、りそな銀行も絡んでいたのでしょうか!?


 かぼちゃの馬車他複数 ↔ スルガ銀行

 TATERU ↔ 西京銀行

 スピリタス ↔ りそな銀行???



りそな銀行は、他法人スキームにも絡んでいたとされますし、レオパレスにも絡んでいたとされます。


さらに、記事には「みずほ銀、地銀の千葉銀(千葉県)や大光銀(新潟県)などに顧客を紹介。」と名指しされています。

まだこれからどんどん出てきそうですね。。。



◆ツケが回ってくる先は・・・

一連の不動産会社や銀行の不正ニュースから感じるのは、結局はサラリーマン不動産投資家自身にすべてのツケが回ってきてしまうということです。


たしかに不正融資によって、サラリーマン不動産投資家は、

・収益物件を手に入れることができた

・毎月家賃収入が安定して入ってくる

・しかも少ない資金で手に入れることができた

・それどころか数百万円、数千万円のあぶく銭まで!

・物件を買えば買うほどお金が増える!?



一見すると、おいしい所しかありません。


しかし、実際は多くのサラリーマン不動産投資家が悲惨は道を歩むことになっています。。。

・実際の家賃相場と乖離していた・・・

・物件の収支が苦しい・・・

・家賃保証が切られ収益が悪化している・・・


・担保価値は大きく上回る借金が残され、債務超過状態に・・・

・売りたくても売れない、借り換えたくてもできない・・・

・コロナでさらに状況が悪化・・・



なぜ分かるとかというと、今でも絶えずななころには相談がサラリーマン不動産投資家から相談がくるからです。


一度ハマると抜け出すのが難しい蟻地獄。

一度失敗してしまうと、相応の時間とお金がかかります。


リカバリーに向けてサポートしてはいるものの、一歩一歩時間をかけて進めていって、やっとスタートラインに戻れるようになります。


「子供のために」「家族のために」「人生を豊かにするために」いろいろな思いで不動産投資を始める方がいらっしゃいます。

とても純粋な思いから始められる方が多い。


しかし、人が良すぎるあまり、甘い誘惑についつい乗ってしまう人も少なくありません。


結局は自分にすべて返ってきてしまうことですので、勉強をしっかりとして知識を蓄えて、悪い業者やコンサルを近づけないように進めていってほしいなと思います。


(余計なお世話かと思いますが・・・)


 



◆編集後記

GW中はどのように過ごされましたか?


もはや何曜日なんだか分からなくなりますよね笑

我が家は普段と変わらない生活をしていました。


とはいえ、こういう時に「アリとキリギリス」の童話が頭をよぎります。

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もしもななころが「アリ」で、今が童話の中でいう「冬」だとするならば、これまで蓄えた食料やお金を使いながら贅沢な時間を過ごしていたことでしょう。


暖炉で暖まり、コーヒーを飲みながら、ゆったりと本を読んでいたかもしれません。


しかし、ななころは今のこのコロナの状況は、童話の中でいう「秋」→「冬」に変わるタイミングだと考えています。


10月~11月といったところでしょうか。

まだ「冬」にはなっていない。

これから本格的な「冬」がやってくる。

春に植えたお米や食料を収穫するにはとっても良い時期。


ですから、これからやってくる本格的な「冬」に備えて、今こそせっせと動く大切な大切な時期だと考えている次第です。