50キロ制限の道を30〜40キロで走る紅葉マークの車の後ろになったので、たまらず追い越した。遅いのは年寄りらしくて特別非難するつもりはないが、車を走らせながら、「らしさ」っていうものを、嫌って生きてきた自分が浮かんできた。
30年近くも前のことだが、事業用に使うために農地転用のやり取りを役場職員としたことがある。ボクと同年代のその人があまりにもテキパキと仕事を進めてくれるので、思わず「どうしてそんなにしてくれるんですか?」と聞いたことがあった。すると、
「経済活動を停滞させるわけにはいきません。」と言われた。
よく「公務員は」、「役人仕事」などと揶揄される。その人は公務員「らしくない」人だった。
スキーが抜群にうまい漁師、すんごい絵を描く八百屋(例がイマひとつだが) 、そんな「らしくない」人がいっぱいいたら、世の中もっともっと楽しくなるような気がする。