画像


近所の古本屋で文庫本を8冊ほど買った。1冊360円のものもあったのだが、全部で800円にしてもらった。

その中の一つが、金田一春彦さんの「言葉の歳時記」。1年365日を1日毎に解説している力作だ。時々起こる活字病患者には、これが100円で買えるのはありがたい。
 
画像


それによると、今日2月15日は西行忌。「願はくは花の下にて春死なんその如月(きさらぎ)の望月(もちづき)のころ」と、桜花爛漫の頃の死を願っていて、みごと今日(旧暦2月15日)亡くなったそう。
と同時に今日は兼好忌らしい。もっとも兼好は「徒然草」の中で「40歳の前に死ぬのがいい」と言いながら、69歳だったとか。

予想通りの西行、希望が外れた兼好。個人的な好みで言うと何歳まで生きたいとか死にたいとかっていうのは、なんかみじめったらしいから、こんな季節に死にたいっていう西行の方がいいかなあ。