ちぎれ雲 | 山ちゃんのブログ
2016.02.18
・・・雲はちぎれてそらをとぶ・・・はぎしり燃えてゆききする おれはひとりの修羅なのだ・・・~宮沢賢治 春と修羅より
宮沢賢治は、教職を捨て農耕生活に入る自分を、修羅(しゅら、仏教における鬼神)になぞらえました。
知人の母堂の葬儀の帰り道、こんな雲を見かけました。夫婦で始めた商いを、夫亡き後、40年ほど切り盛りして子息お孫さんに引き継がれて逝かれたそうです。
一年前に亡くなった母と同世代ですから、戦後の混乱期、うちの母も同じような経験をしたんでしょうね。苦労を阿修羅のごとくはね除けながら。
ご冥福をお祈りいたします。 
