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「豆はだぎ」を使って、確保していた「だだ茶豆」から、来年用の種を取り出しました。

骨董の蚤の市に凝っていた頃は、臼とか砧(きぬた・・・絹の艶出しに使うとか)、糸巻きなどは何個も買ってしまいました。

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木製品が好きなものですから、この豆はだぎ(標準語で言えば豆叩き)の裏側の使い込んだつやを見たら、もういけません。

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聞けば、用途は豆を叩いて種を取り出す道具だとのこと。背中を丸めた老婆がムシロを引いて小春日和の庭で豆をはだいだんでしょうね。豆はだぎの裏の減り具合にそう書かれてありました。

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5合ほどの豆を取り出すのに2時間ほどかかりました。このだだ茶まめの種子は鶴岡に住む姉がどんな経路で入手してくれたかは分かりませんが、本場の農家の方から「来年は自分で種子を確保してください」と念を押されたとのこと。

農家の苦労を考えると当然ですね。頭が下がります。