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切込焼菊文燗徳利


江戸時代の終わりに作られた切込焼の徳利をながめていたら、無性にスケッチしたくなった。

絵心は無いから、どうにもならない絵になったのだが、元の絵がいいから、遠目ではなんとなく良さげに見えなくもない。

この菊の絵の描かれた徳利は、今でも相当数残っているから、描き手も描くうちに手慣れてきて昇華したということなのだろうか。

「しらたまの歯にしみとほる秋の夜の 酒はしづかに飲むべかりけり」 若山牧水

スケッチしていたら、「ぬばたまの・・・夜」という短歌があったことを思い出した。

ネットで調べたら、「しらたまの・・・」だった。

徳利、秋、菊・・・当たらずとも遠からず・・・まあ、いいでしょう。