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「わけ」~榎本栄一

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玉蓮寺 宮城県美里町

前にも紹介しましたが、玉蓮寺の山門入り口には、親鸞上人の言葉など折々の言葉が掲げられています。

「へとへとになって・・・」の文字が仙台ハーフマラソンの頃の自分と重なって、気になっていましたから、先日は車を停めてみました。

榎本栄一さんて方の詩だったんですね。帰ってから少し調べてみました。

榎本栄一さん~本田哲康さんのブログ他より

明治36年兵庫県淡路島生まれ 夫人と化粧品店を営むかたわら、60才頃より20年ほど中断していた詩を書き始め、平成6年仏教伝道賞を受賞し、平成10年94才で亡くなられ、念仏詩人とも呼ばれた方だそうです。

「わけ」
ヘトヘトになって ここまできて
まだここにいるのは なにかふかいわけが
ありそう

・・・あの詩は、「わけ」って題だったんですね。

「てんぐ」
おまえ七十年も歳月を
浪費して
なにを悟ったか
ハイ 天狗の鼻が
折れました

「妻」
妻とふたり 小さい あきないをするのだが 妻は このあきないを
小さいとは思わず 精を出す

「しくじる」 またひとつ
しくじった
しくじるたびに
目があいて
世の中少し広くなる


「他力一元」
こまごまと
いちにちはたらいたが
気がつけば
大きな他力の中

「現世功徳」
    南無阿弥陀仏如来は 私の底なしの
驕慢心を
毎日照らしてくださる

・・・他力本願とか、念仏を唱えるだけで成仏できるとか、親鸞上人の教えはわかりやすそうでわかりにくいのですが、榎本さんの詩を読むと、なんとなく見えてきますね。

コツコツと努力した後の他力、「オレがオレが」を、抑えるこころ」ということなのでしょうか