「善人なをもて往生をとぐ、いはんや悪人をや」~親鸞聖人

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陰暦の11月28日は親鸞忌だそうです。

厳密に言うと旧暦11月28日ですから、1月になるようですが・・・

「善人なをもて・・・」は前々から気になっていたセリフでしたので、これを機会に文庫本の歎異抄(たんにしょう)を取り出してみました。

この歎異抄、弟子の唯円の書いた親鸞聖人の語録だそうです。

ボクは大方、皮肉屋さんの僧侶が、「悪人だって成仏できるんだから、善人はなおさらだよ」を引っくり返して言ったものだろうと思っていましたが、当たらずとも遠くはなかったのですが、どうも少し違うようでした。

つまり、「限りある命に象徴されるように人間は完全なものではない。人は極楽浄土に行ってこそ救われるものである。」

「善をなすもの、すなわち善人は善行をなしていると思い込んでいるから、己の限界を悟るのに遠い存在だ。それに比べて悪行をなすもの悪人の方はこの世で善行をなし完璧なものになろうと思うことがない分、むしろ仏の境地極楽浄土に近い」というもののようです。

どうやら、なまじ善行をしようとするもの、この世で名誉を得ようとするものには過信があり、それを戒めた言葉のようでした。

天に唾するような法律を画策したり、この世でじたばたしていて、自分が絶対だと思っているあなたと私、親鸞忌を機会に、チョッピリ反省しましょうか?