2013.01.23 船形連峰
江戸の川柳の本を読んでいる。
「ぶつまねは握りこぶしにいきをかけ」
「どこで落としたとは無理な尋ねやう」
「孝行のしたい時分に親はなし」
「はへば立て立てばあゆめの親心」
「役人の子はにぎにぎをよく覚え」
「江戸っ子の生まれそこない金をため」
「うりざねを見せてかぼちゃととっかえる」
「しうとばば客がかへると元のつら」
現代に残ることわざのような言葉、元は江戸の川柳だったんですね。
人のしぐさや、親心、役人の賄賂とか嫁と姑の葛藤なんかは、江戸時代も今も変わりませんね。
歴史を面白くひねったものなんかが好きですね。
特に義経の時代の句なんか面白いですよ。
義経、頼朝らの父は源義朝、母の常磐(ときわ)御前と兄弟たちは平清盛に救われるんですが
「義朝とおれとはどうだなどとぬれ」
「牛若の目がさめますと常磐言ひ」
このあたりちょいとス〇〇で、歴史好きな中年には可笑しくてうれしくてたまらんですね。
川柳・狂歌 教育者歴史新書 浜田義一郎著 1977年刊
