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越後瞽女日記(二本木の雪)出羽桜美術館蔵

1961年40歳を目前にした画家斉藤真一は、津軽のねぶた祭りの宿で主人から越後の瞽女(ごぜ)の話を聞きます。

越後の瞽女とは、越後はもちろん、遠くは信州八ヶ岳山麓や青森津軽までやってきて三味線を弾き口説(くどき)や物語を語る盲目の旅芸人のことです。

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お春瞽女物語(吹雪の日)

やがて越後を訪ねた斉藤真一は瞽女の生き方に惹かれ、いつかしか彼女達と同じ重さの荷を背負い、一緒に旅をするようになります。

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越後瞽女日記(妙音講)

瞽女を見る彼の目はあくまでも温かいものでしたが、大自然や彼女達を取り巻く環境は時にはつらく厳しいものでした。

画家斉藤真一は、瞽女達の境遇を通して人生の喜怒哀楽と、はかなさを今も我々に伝えてくれます。

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斉藤真一美術館

斉藤真一心の美術館は出羽桜美術館の別館として、山形県天童市にあります。ぜひ一度訪れて見てください。

 『斉藤真一さすらい記』 (有)朱雀院 参照