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まぐれっちょ?

気絶すること、意識を失うことを宮城では「まぐれる」という。

標準語に直すと恐いイメージの言葉になるが、宮城の「まぐれる」にはどことなく悲壮感はない。

先日、上の写真の蝶を「はんこ蝶」じゃないかと言ったら、「まぐれっちょ」だと言われた。

言われて見ると、触っても紫色の鱗粉は手につかないから、判子が語源の「はんこ蝶」ではないようだ。

どうしてこの蝶を「まぐれっちょ」と言うのかと聞いたら、手で叩き落とすと一瞬気絶する、つまり「まぐれる」からそう呼んでいたそうだ。

「まぐれる蝶、まぐれちょう、まぐれっちょ」なそうである。

FACE BOOKに「まぐれっちょ」を投稿したら、クマさんが、「ボクはしょっちゅうまぐれてます」とコメントしてきたから、飲んでそのまま寝ちゃうのは「きどころ寝」です。と言ってやった。

ところで「きどころ寝」は標準語?

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アゲハの幼虫

数日後、そのまぐれっちょさんから連絡が来た。

庭の山椒(さんしょ)の木にアゲハチョウの幼虫がいるから、写真を撮りに来いと言う。変なことに興味を持つことがバレてしまったようだ。

あんまり可愛いので夢中になって写真を撮っていたら、「アゲハチョウの幼虫も知らないの?」とからかわれた。

今になって、畑とかそんなことに関心を持っているのは、田舎育ちのくせにそんな幼児期の体験が不足していたからかもしれない。