山の神(小牛田<こごた>)まんじゅう
久しぶりに小牛田まんじゅうを食べた。
もう少しあか抜けない味だったと思っていたが、薄皮の、洗練された味のまんじゅうだった。
小牛田駅は、東北新幹線が古川経由で開通する前は今よりもっと交通の要衝だった。
大正時代の小牛田駅のまんじゅうの売り子さん(小牛田駅前村上屋さんの店頭写真より)
ボクが子供の頃までは、列車が小牛田駅に到着すると、弁当とまんじゅうを入れた箱を肩から提げた売り子さんの声がホームを行き交っていた。
確かその頃も、ユニホームは大正時代の写真と変わらないような気がするが、定かではない。
内側の留め金をつまんで窓を開けて、ホームの売り子さんとやりとりするのだから、古き良き時代、悲喜こもごもいろんなことがあっただろう。
小牛田駅から徒歩15分のところにある山神社(やまのかみじんじゃ)は、安産の神様。往時は関東や北海道まで参拝の講があったそうだ。
安産祈願とはいうものの、男性に比べて遊ぶ機会が少なかった女性たちが、晴れて遊びに行くという要素もあったのだろう。
以前「小牛田駅の思い出」と言う本が出版されたが、この町で育ったボクも、この駅にはいろんな思い出がある。
巡業の途中のお相撲さんを見たこと。朝、目が覚めて5分も立たないうちに電車に飛び乗ったこと(顔も洗わず、どんだけ汚い高校生だった)etc・・・・・。
ともあれ、この村上屋さんのまんじゅう。パッケージといい、経木(きょうぎ)といい、伝統を守っていてうれしくなっちゃうね。
「ふるさとは、出来れば時々食べるもの」by yamaちゃん


