2012.02.05.八甲田
今年も恒例の八甲田BCカントリースキーに行ってきました。
ロープウェイより
今回もゆうゆう館の仲間たち、スノボ、山スキー、テレマーカー約30名と一緒です。
銅像コースへ
あいにくの視界がとれにくい天候なので、昨年と同じく銅像ルートとなりました。
銅像ルートは、八甲田ロープウェイ駅より前嶽(まえだけ)を経由して、八甲田雪中行軍慰霊の銅像がある場所に下りるルートです。救援要請に向かった宮城県出身の後藤伍長が、立ったまま仮死状態で発見された状態をイメージした銅像だそうですが、210数名の行軍中、一命を取り留めた11名の一人の後藤伍長、今ここで、最新のハイテク装備を駆使して冬山で遊んでいるボクたちのことを知ったら、どう思うんでしょうね。
前嶽山頂
去年は前嶽を右側からトラバースして少し下から滑りましたが、今回は左側からトラバースして登り、山頂からのチャレンジです。リーダーのTさんが慎重に弱層テストをします。弱層テストは雪を円筒状に掘り出し、滑りやすい雪の層があるかどうかのテストです。
A澤さん、高倉健のような表情をして気取ってると思ったんですが、もしかして緊張も入っているのかもしれません。
ボク?ボクはどうせ歯が立たないと思ってますから、いかに逃げてすべろうかと考えていました。でも、斜面を横に切ると、雪崩を誘発するらしいですから、緊張感をもって滑らないといけませんね。
Aつしさん
A澤さん
U田さん
ボク
中途半端な時間で終わり、団体行動は難しくなったので、自由行動ということになりました。温泉コース組(酒?お風呂?)、もういっちょうロープウェイ組、それぞれ思い思いに行動します。
ややもの足りない組のボクたちは、ゲレンデ練習となりました。もしかしてA澤師匠が、ボクの情けない滑りをみて連れていってくれたのかもしれません。八甲田に普通のゲレンデがあるんですね。
八甲田山荘 いしだてさん
手作りソーセージ
ゲレンデ下は、レストラン、ガイドさんの詰め所、宿がある八甲田山荘。いしだてさんはガイド兼ウェーター、なんでもこなすそうで、聞くとこのソーセージは、スタッフ総出で腸詰するそうです。
練習はほどほどにして、ここを定宿にしているU田さんお勧めのソーセージにビールで盛り上がりました。
ソーセージ?もちろん!プリンプリンして「まいう」でしたよ。
酸ヶ湯温泉
今夜の宿はロープウエイから車で10分ほど、昨年と同じ酸ヶ湯(すかゆ)温泉です。軒のつららが見事ですね。その
屋根の下のあたりに「落雪注意」と書いてありましたが、豪雪地帯では、屋根も雪崩(なだ)れるんですかね。
ワカメしゃぶしゃぶ
夜はA澤さん栽培の東松島産ワカメで、大いに盛り上がりました。彼は昨年まではゆうゆう雪ツアーのためだけに作っていると豪語していましたが、震災後は浜の再興のため共同で販売用に作り始めたそうです。陸(おか)に住むボクたちの感覚で言うと、家庭菜園から本格農園になったイメージでしょうかね。
気になる放射能ですが、栽培には若手の仲間たちもいて、「放射線値の高いものを子供たちに食べさすわけにはいかない、出たら出荷しない」を合言葉に放射線値を計っているそうで、今のところ出てないそうです。その心意気や良し!。ですよね。
冬のソナタ?
樹氷風景
翌日は晴れそうで晴れない、視界がとれない天候なので、スキー組はスキーにシールを貼り、スノボ組はスノーシューで、酸ヶ湯温泉からハイクアップして硫黄岳を目指すことになりました。
仙人岱(せんにんたい)ヒュッテ
7~8合目ってとこからでしょうか、途中から視界が30メートルほどになり、風も強くなりトレース(踏みあと)も消えはじめてきましたので、硫黄岳山頂からの滑降はあきらめて、仙人岱(せんにんたい)の山小屋に入ることになりました。
やはり吹雪の中、間隔が空いて前の人が見えなくなると不安になりますね。山小屋での休憩は「地獄に仏」です。
酸ヶ湯温泉の屋根
硫黄岳ルートの帰途の沢は、ゆうゆうの佐藤社長たちがスノボ競技からとったのでしょう、「ハーフパイプ」と呼んでいましたが、やはりボクの技術では難しかったですね。今度もプライドずたずたで帰って来ました。
A澤師匠は「練習、練習だよ」って言ってくれるんですが、どうにかなりますかね、自信喪失の二日間でした





















