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巫女の舞

霜月神楽は、秋田県横手市大森町に近世より伝わる国指定重要無形文化財の神楽です。

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保呂羽山波宇志別(ほろわさんはうしわけ)神社

会場となるのは保呂羽山(ほろわさん)波宇志別(はうしわけ)神社社家の大友家で、11月7日の午後6時半から翌8日の午前7時まで夜を徹して行われます。

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湯立(ゆたて)

湯釜で沸かしたお湯を、湯箒(ゆほうき)で振りかけて清める神事を取り入れて行われる神楽なので湯立神楽(ゆたてかぐら)。

また近郊の神職が寄り合って行われることから、寄合神楽(よりあいかぐら)に分類されるそうです。

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山之神舞(やまのかみまい)

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扇さばきが見事です。

午後6時半頃から始まった神楽は、2時間弱の長い休憩が終わった深夜の午前1時、「山之神舞」でいきなりクライマックスを迎えます。

鳥のかぶとをかぶり手甲脚絆の舞人が、約40分間、限界に挑むかのごとく舞います。

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神入舞(かみいりまい)一刀

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神入舞二刀


真剣を使う「神入舞」、お年寄りの演者が出てきたなと思ったら、素晴らしい動き、刀さばきで、期せずして大拍手が起こりました。

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朝方午前3時過ぎ(左隅は前日午後8時ごろ)

明け方3時過ぎ、観客も大分少なくなりました。ボクもそうですが居眠りする人も目だってきました。注意深く見ていると、出演の笛や鉦、太鼓の神職さん達も思わず寝落ちしそうになるところを必死にこらえています。

前回「西馬根内(にしもない)盆踊り」にも案内してくれたN澤さんには、今回はボクの「奇祭」のリクエストに見事にこたえていただきました。

N澤さんが言います。曰く「秋田は進んでいる」「宮城は文化が遅れている」


その論は極端にしても、他の地域であれば夜通し行われる神楽などは遠の昔に「効率」の一言で絶滅していたかもしれませんね。おそらく、この地域でもそんな葛藤があったでしょう。でもそれに打ち克って今に残ったのは、この秋田のそして大森町の風土がもたらしたものと言えるでしょう。


会場の大森町八沢木(やさわぎ)に向かう時、近くの酒屋さんで神楽に行くことを言って腹ごしらえの食料を買ったら、お店のおばさんが、店の外まで出てお見送りをしてくれました。そこには失われた日本がありました。

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神送り

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翌8日午前7時、全ての演目、儀式が終わりました。見物のボク達にも食事が振る舞われました。

わらび、こごみ、ゼンマイの山菜料理に新米、「あきたこまち」でしょうか?「まいう」でした。大友家の皆様、神楽保存会の皆様ありがとうございました。