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栗駒山の駒形 2011.05.18 左「駒形」 右「種まき坊主」(不鮮明)

地震のせいで、今年は栗駒山の駒形が見えないのかなと思っていたら、今日見えました。雪が多いと遅いんですね。

栗駒の名前の由来は宮城側から見えるこの雪形からきているとか。岩手では須川岳、秋田県では大日岳と呼ばれているという。

お馬さんの形の駒形は田植えの目安だから、今年も時期はバッチリでしたね。右側の方にあるという「種まき坊主」と呼ばれる雪形は、種まきと呼ばれるだけあってもう消えて見えないですね。来年はきっちりチェックしなくっちゃ。

日本百名山を書いた深田久弥はその後書きで、東北地方では、秋田駒ケ岳とこの栗駒山を「入れるべきであったかもしれない」と言っています。山に貴賤をつくるような何かと罪作りな著書ですが、本選に漏れて後記に書かれていることがかえって印象深くなって、この山にとってはいいかもしれませんね。

「みちのくの栗駒山の朴(ほお)の木の まくらはあれど君が手まくら」・・・・詠み人知らず 鎌倉時代後記 夫木和歌抄(ふぼくわかしょう)より。

朴の木の枕より、君の手枕(てまくら)・・・・う~ん、色っぽいですね。たまには・・・・いいかもねグッド!