閉じている事務所で、ふと見ると、日めくりカレンダーがあの日のままだったことに気が付いた。
あれから半月が経った。
昨日仙台の恩師に電話をした。恩師は津波の災害地「荒浜」に近いところに住んでいたので、無神経にも「教え子で亡くなった方もいるんでしょうね?」というような質問をしていたら、「うちの長男が死んだよ」と、ぽつりと言われた。
これまでは幸運にも、ごく近い身内を亡くされた知り合いはいなかった。
「遺体が上がっただけでも幸運ですよ」と気丈に振る舞う恩師に、胸がつまった。
夫の仕事の都合で気仙沼にいたボクの長女とは、16日まで連絡が取れなかった。その間毎日思ったのは、家族の誰か一人を失ったら、自分が生きてる意味があるのか?ということだった。
我が恩師に、生きる勇気を与えてください。
